バンドを続けるいくつかの理由
私がバンドを始めてから二十年になります。友だちの弾いているギターがうらやましくてフォークギターやエレキギターを買ってから3年くらいはバンドに参加することができなくて一人で弾いていました。ちなみに今の相方のクロダくんは「Hard」というフォークグループを作っていました。割に仲良かったので行動をともにすることも多かったのですが、なんとなく仲間に入てって言い出せずずるずると時を過ごしました。まあそのときは私は剣道少年でそれはそれで懸けるものがあり、青春を傾けるべきものがあったのでおたがい声をかけることもなかったってところでした。
高校2年頃、中学の連れがみんなクロダさんちに集まるようになり、それなりの青春グラフティーがあり(クロダさんの場合転落への序章でしたが・・。)「TRUTH」というバンドが結成されました。楽器弾けるやつみんな来いみたいなのりで夏休み中毎日練習していました。今考えると音楽をするということを前提にみんなが連むという、いわば友だちとしての定義であったわけです。
一人で弾いていた頃はすぐ飽きるし、自分が今どの程度の技量なのか全くわからないので目標もなく、たぶん続いてはいなかっただろうと思います。それほど魅力的なものではありませんでした。でも仲のいい友だちと一緒にやるってことで、教えてもらったり自慢したりでもなにより仲間が一緒にいるってだけで楽しかったのです。
正直なところこの「TRUTH」の中でわたしはダントツでへたっぴだったのです。もう一人のギターのヒロタタツヤってのがめっちゃうまかったので私はどうでもいい存在で、バンドはバンドらしく聞こえてたのです。でもそのうらがえしでそのコンプレックスはどんどん大きくなっていき大学受験の頃には剣道への情熱も全くなくなり(厳密にいうと三重県の剣道界に幻滅していたのと、へたくそギタリストとしてのコンプレックスも含めバンドへの情熱がめちゃくちゃ大きくなっていた。)楽しかった仲間との間を埋めるために東京でバンドをしようと受験に臨みました。
大学のサークルでしたバンド活動やそれがらみで得た経験はいろんな意味で大きな自信で、今の自分の技量のほとんどはここで身につけたものです。自分の音楽観もできたのこのころです。
就職浪人を4年ほどしたので正味5年ほどブランクがあったのですがやはり現役を続けていたクロダさんやカワベさんたちを観ているとあのころの熱を求めるようになってきました。
そこから10年以上、4つほどバンドをしました。それなりに人間関係で悩んだり、後味の悪い思いをしたりもしました。また家庭ももってやらなきゃならないこともたくさんあるのですが。バンドをやめるなんてことは考えたことはありません。またDTMなんかも興味ありません。
ギターを弾くのもおもしろいし(ギターの練習はおもんない!)、曲を作るのもおもしろいし、バンドの練習なんか前日からわくわく!。きっとバンドってところにある熱が私のバンドを続ける理由なんだと思います。そして実はたぶん唯一自分で見つけてきたものなんだと思います。