八弥宣山
(伊勢市 02.3.9)

 頂上は、山頂らしき杭かありますが何も標識はありません。そのかわり直ぐ横にベンチ2個が置いてある5m四方ほどの展望場所があります。

 頂上からは目の前に五ヶ所湾があり、左に目をやると英虞湾、伊勢の海までぐるりと見渡せて素晴らしい展望です。200度くらいの角度がぐるりと見渡せます。

 登山口は県道12号線の伊勢市と南勢町の境界である剣峠にあります。内宮前駐車場から県道12号線の狭いアスファルト道を13kmで剣峠ですが、南勢町からの方が距離時間は近いです。
 内宮から剣峠まで五十鈴川に沿って走る道は、ほとんど植林らしき物がないまことに気持ちよい道で、見事に高くなった藪椿など常緑樹中心でそこに落葉広葉樹が混ざる自然林です。フキノトウがあちこちで花を咲かせていました。

 剣峠は10台ほどの駐車場があり、峠から「京路山登山口 頂上まで約1時間」の標識がありますが、八弥宣山登山口はその反対側この写真の野口雨情歌碑のすぐ後ろにしっかりした登山道があります。なぜか登山口を示す標識はありません。
 頂上までは約15分の楽な登りです。

 5分ほど登ると入林禁止(神宮司庁)の看板があり、進もうかどうかしばし考え、ごめんなさいお賽銭奮発するから登らせてと心で手をあわせつつ進みました。これ以降標識があったりテ−プが巻いていたり迷うことはありませんでした。

 登山道は常緑樹でその種類が豊富、、藪椿、ウバメガシなどカシ類、アセビ、カクレミノ等あとはわからんです。明るくて快適ですが景色は頂上までほとんど望めません。

 私が思うに、この山は神宮と地元の人のためのものだと思います。