局ヶ頂
(01.12.29:南勢・南島町)

 頂上は、ベンチがあり北は五ヶ所湾・英虞湾口、南は紀伊長島方面まで海側の視界は非常に良好、頂上付近の木は伐採されており270度の展望が望めます。

 この日は快晴無風だったのですんごく気持ちが良い山頂でしたが、強い風があると海から遮る物が何もないのでちょっとつらいかもしれません。右下に見える浜からの潮騒が聞こえて極めて贅沢な時間が過ごせます。

 登山口は相賀浦からと相賀トンネルからコ−スが有るようですが、短時間(1時間)で山頂にたどり着ける相賀トンネルから登りました。

 260号線相賀トンネル前の電話ボックスが登山口で、登山口標識があり、そこから山頂までブルド−ザ−で整地したらしく、道幅3mほどの傾斜のやや急なアップダウンの道が続きます。鎖が張ってあるので車で行くのは不可能です。

 登山道はこのように平坦にならされた道に石ころが転がっている急登で、時々五ヶ所湾が望めます。

 植生は、登山口付近にコナラ、高い藪椿の群落があり季節には綺麗だろうと思います。それから頂上まで、ウバメガシとシダを中心とした照葉樹林が続きます。その他にはカシ類、アセビ、ビシャコと言った比較的単調な植生です。

 登山口からひたすら30分登ると相賀浦から来る登山道と合流して、右に下っていきます(標識があります)。写真は相賀浦からの登山道。この場所が1個目のピ−クです。

 登山道には今の季節花らしい花が無く、僅かに元気なくスミレ(タチツボスミレのようです)が数株ある程度でした。

 1個目のピ−クを下って登ると15分ほどで2個目のピ−クに着きます。このピ−クはベンチがあり五ヶ所湾方面がよく見えますが、景色は山頂の方が数倍優れています。

 山頂(310.7m)には写真のような景色を説明するプレ−トが五ヶ所湾方面に設置されていました。

 南側に目をやると直ぐ下に潮騒の音も美しく塩籠ヶ浜が見えて、非常に美しい。プレ−トによると山頂からこの浜まで3km程度、ちょっと遠いです。