野の花独断

ナ、ハ、マ、ヤ、ラ行


ナンバンギセル

 ススキに寄生する植物。
 ススキの根本に薄ピンクの花を咲かせる。
 趣味で盆栽にススキを植え、ナンバンギセルの種をまき育てることができるらしい。


ノカンゾウ

 見かけるのはヤブカンゾウの方がずっと多い。
 ヤブカンゾウと共に若芽や蕾を山菜として食されるが、それほど旨いとは思わない。


ヒトリシズカ

 フタリシズカと共に美しい名前が付いているが、シライトソウを小さくしたような地味な花。
 嬉野町髭山にたくさんある。


ヒメオドリコソウ

 確かにオドリコソウを小さくしたような形だが、ずっと地味な花。
 雑草のようにいろんな所に生えている。


ホオノキ

 朴葉味噌の葉の木。
 非常に葉が大きいので、山道の落葉を見ればすぐにこの木が近くにあると解る。
 枝先に白く大振りな花をつける。


ホタルブクロ

 夏になると道路沿いの土手に非常にたくさんある。
 物の本には食べられると書いてあるが、いかにも不味そうなので食べたことはない。


ホトケノザ

 春、花がないとき道ばたに咲いているのでよく目立つ。
 春の七草のホトケノザとは別種。


ミズバショウ

 鈴鹿山系鳩峰湿原や飯高町お熊ヶ池にあるが、尾瀬のように綺麗にたくさんは咲かず、ちょっといじけた感じに数株咲いている。


ヤブカンゾウ

 道ばたに普通に見られる橙色の花。
 ノカンゾウと共に若芽や蕾を食される。


ヤマボウシ

 初夏に10cmほどの白い4枚花を咲かせ、赤い食べられる実をつける。
 切り花にすると花持ちが非常に良く、清楚な感じがする。
 鈴鹿山系の野登山、三子山で見られる。


リンドウ

 嬉野町なめり湖や白猪山山頂で見られる。