ツルニンジン
(多気町 06.4.28)

 
アケビの巣ごもりでも作ろうアケビの蔓を収穫していたら、足下に見慣ぬ4枚葉の蔓が絡まりながら50cmほどの高さに伸びていました。 折ってみると乳白色の汁と独特の香りが・・・これはツルニンジンのような気がしましたから、根本を手で掘ってみると浅いところから大きな根茎が出てきました。

 3株と言うんでしょうか・・・かなり大きめの根でした。。以前採取したときは人差し指くらいの形と太さの根でしたが、今回のは伊勢芋のようにごつごつ丸い感じで太かったです。

 シたわしでこすって手のひらに乗せるかなり大物でした。 一番大きいのは庭に植えて残りの二個の土を包丁で削って、天ぷらにて食すことにしました。

 かすかな土臭さというかニンジン臭さ??がありますが薄い香りです。味も極めて淡泊で、繊維質で、少し甘みがありました。 繊維質の強いジャガイモと山芋に少し甘みがある感じでしょうか・・・

 蔓の方は、お浸しにて食べましたが、これまた生の時にあった香りが薄らいでほとんど感じなくなり味も癖が無くわずかに旨みを感じました。若干繊維質・・・特に美味くはないかな??

 他の山菜と比較するため、近くに生えていたツリガネニンジン(上)とナンテンハギ(下左)とお浸しの旨み比較をしました。
 ツリガネニンジンは収穫期を過ぎてややぼそぼそしていましたが、それでも流石にトトキの言葉通り、一番旨みが強い! 次にナンテンハギが旨みが強い、ツリガネニンジンのお浸しの旨みはこれらより少なかったです。
 ちなみにこのとき食べた山菜で一番美味かったのはアケビの巣ごもり(下右)でした。