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ムジナタケ
(大台町にて 07.10.1)

 
このキノコをweb検索すると、「路傍、雑木林、庭、草原と節操のない生え方をするキノコで、食であるが不味いらしい」という記述が沢山見られます。 どうして、そこまで言われなければいけないのか? 不味いと言いつつ味の感想を書いてあるwebは皆無です。 ここは先入観を無くして食さねばなりません。
 このキノコ・・・図鑑で見ると毛むくじゃらですが、雨跡に採取したのでこんな感じでした。
 

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 ひだは、紫というか褐色ですから、確かに外見上食欲はわきませんし、ヒトヨタケの仲間だし・・・・、、、香りは爽やかではありませんがこの状態で穏和なキノコの香りで癖はありませんでした。

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 先ずは、ホイル蒸しにてストレートに味わうと、香りは穏和で癖が無く、食感は傘・柄ともまずまず歯切れ良く傘はぬめりもあり及第点、味は癖が全くなく旨みあり総合的に美味しいキノコだと思いました。 「不味い」という噂は何なんでしょう?? ただ、口の中に旨みが残り味のキレが悪いのはマイナス印象でした。

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 バターー炒めにするとバターと塩との相性が非常に良くて傘はぬめりが増し、柄はしゃきしゃきとホイル蒸しより美味しくいただけました。 なぜ、このキノコが不味いのか理解に苦しみますが、やはりバター炒めにしても後味が尾をひく感触は残りました。 不味いと言えば、私は世間で評判がいいササクレヒトヨタケよりは美味しいと感じました。。。。見た目は悪いけど・・・