コガネタケ
(芸濃町 03.11.2)

 
道ばた等で採取される派手なでかいキノコ、コガネタケ。昨年の冬にシロを見つけ、今年見に行ったら丁度とりごろの株が沢山ありました。「きのこの四季」に載ってるニオイタマシメジも探しましたが残念ながら見つかりませんでした。
 
 手に取ると黄金色の粉がつきます。香りは爽やかなキノコの香りに加えよく言われるような汗くさい臭いがありますが、それほど気になりません。

 こんな感じでなんにも無さそうなところから株状に出ていることが多いです。これほどのボリュ−ムのキノコが突然出てくるんですから驚きです。

 コロニ−は2mくらいの楕円形に沿って形成されていました。目測200本くらいでしょうか。とんでもない量です。
 とても食べきれないので10本ほど採取しました。

 料理する前に、粉を洗い流すそうです。洗い流したやつを先ずはホイル蒸しで味見です。問題の香りは熱を加えることでかなり薄くなりあまり気になりません。全体にぬめりが無いのが欠点です。傘と茎の食感はかなり違い、傘は柔らかい標準的な感じですが、茎はもろい繊維質で歯ごたえが強くホイル蒸しでは食感が強すぎますからじっくり煮込むと良いかもしれなせん。味は傘は旨みが少しありますがこくが無い感じで、茎はほとんど旨みというか味を感じませんでした。
 次にバタ−炒めで塩こしょう加えて食べましたが、やはり食感は茎が壊れやすい繊維質の感じで、私は傘の方がヒダが柔らかくて美味しく感じました。
 総合的に、このキノコ少し香りに癖があるもののそれが欠点とは思えません。ただぬめりがない、味にこくがない、旨みは強くなく味に深みがないなど、積極的に食べる理由がないかなと思いました。