チャルメルソウ
(松阪市 05.5.14)

 
ある日、とある山間のうどん屋で私はうどんを食べていた。。隣の客が山菜天ぷらなるメニューを注文し、店のおばちゃんが内容を説明する・・・「ユキノシタ、フキ、ノビル・・・」とごくありふれた名前の後で我が耳を疑う名前が飛び出したのだ!「・・・これはチャルメルソウで・・・」 なに??
 家に帰って図書館中の山菜・食べられる野草図鑑を調べても掲載されていない。ネット検索しても誰も食べていない・・・。
 これは、食べて味をみるしかなでせう!!!

 例のチャルメルの形をした花が目印。高さ50cmくらいあるので間違えようがない植物です。

 花茎は天ぷら鍋に入るよう10cmくらいに切って、葉っぱは株なり天ぷらにしました。。
 生でかじると少しごわごわしてかすかに苦いくらいで、特徴がない感じ・・・
 天ぷらという料理法は薄い葉の山菜だと直ぐにかりかりになって味が解らなくなるので、今回は低温短時間で、できるだけ生の味を残すようにゆるく揚げました。

 花茎は、少し繊維質で筋張っていましたが、従ってある程度歯ごたえがありましたが、全く癖が無くまあまあ・・。
 株というか葉の部分は、かすかにごわごわが残っていましたが、柔らかくて適度な歯ごたえでした。味は・・・これまた、香り無く、味も癖が無く、まあまあ・・。ごく普通の感じ。
 生っぽい株元は、かすかな苦みと青臭みが感じられた程度でした。 う〜ん、不味くもなくとりたてて美味くもなく特徴のない山菜だなあ。 拍子抜けしました。