j-utsubo1.jpg (63776 バイト) ウツボで遊ぶ
(自宅にて 2014.3.9)

 今から10年以上前にネットでウツボの刺身はなかなk美味しいとのお話があり、しかし骨だらけのウツボから骨切りでなく刺身にする身を取り出すのは難しい、ということをHPの魚屋さん仲間とBBSで話をしていました。
 そこで、私は自分でウツボを釣って、ウツボの刺身を食べてみようと企画してましたが、なかなかウツボが釣れてくれないのでそのままになっていました。
 先日、紀伊長島のスーパーで魚を見ていると、珍しくやけに新鮮なウツボの切り身が売って居るではありませんか。 ウツボが売っているときは干し物のスタイルが多いですが、このように切り身で売っているのをはじめてみました。 店の人にこれはどうやって食べるのか聞いたところ、「海水くらいの塩水につけてから干すんです」・・な〜んだ、無視!
j-utsubo2.jpg (66658 バイト)  確か、刺身にするには身体の前の身のほうが良いとどこかで載っていました。。 ウツボの捌き方でネットで調べると、結構沢山ヒットしますし、刺身やたたきの造り方もヒットしました。。 10年間前は全く何もヒットしませんでしたが、それだけITが発達したということか・・・ そして、腹の身つまりトロの部分は骨がないので刺身に出来るとヒットします。 やったね、切り身はもろにトロを含んでますから、ここを切り出せば良いだけですが、その他の身も骨を避けて切り出そうと思いました。 高知には秘伝ウツボの骨抜きの技があるそうですが、秘伝だそうです。。
j-utsubo3.jpg (54058 バイト)  とりあえず、腹の身を切り出す為、骨が入っている箇所を確認して切り出しました。。
j-utsubo4.jpg (58882 バイト)  真ん中の薄い身が腹身で刺身可能な部分ですが、その背中側の身をとにかく骨を確認しながら手探りで切り出しました。いちばん左の身は・・
j-utsubo5.jpg (56473 バイト)  このように骨を切り出し・・・
j-utsubo6.jpg (58814 バイト)  一番右の身は身に入り組んだ骨を避けて切っていると、もう訳がわからなくなって・・・
j-utsubo7.jpg (58819 バイト)  とりあえず、ひものような身(右側)が取り出せました。どんどん刺身用の身が少なくなっていきます。  左側のさらに分離した身は訳がわからなくなって廃棄です。
j-utsubo8.jpg (56289 バイト)  と言うことで右側2列が廃棄する身です。
j-utsubo9.jpg (56424 バイト)  しかし、薄造りにしようとすると、骨がまだまだあり、さらに骨を切り出しまたもや訳がわからなくなり身を廃棄して、結局ひものような柵が2本・・
j-utsubo10.jpg (48895 バイト)  結局、背中側から取り出せたひものような柵から僅かにこれだけの刺身が出来ました。。う〜ん、背中の身は9割以上廃棄しました。
 刺身醤油で賞味です。。 歯ごたえ。。。おお、これはふぐをさらにしっかりしたような身です。 癖はなく、旨みもあり、歯ごたえもありですが、このコラーゲン様年質感のある身はいつまでも口の中で歯ごたえを主張しながら残ってます。まあ、飲み込めばいいだけなんですけど、、、しかしめちゃ美味しいと言う感じじゃなかったです。
j-utsubo11.jpg (77637 バイト)  ネット検索すると、一番多くヒットするのがあぶりです。 炙りもしっかり身まで火を入れなきゃ美味しくないとヒットしましたので、かな〜り長めに炙りました。
j-utsubo12.jpg (76895 バイト)  これも刺身醤油で賞味。。 おお!刺身とは全く違います。 この歯ごたえのあるコラーゲンの皮と身の間から出てくる脂というか旨みというかなかなか美味いです。これはどこかで似たような感覚が・・・アカムツの炙りを口に放り込んだ刹那にちょっと似ています。。 と言うことで、美味しいんですが、そんなに沢山は食べられない感じです。
j-utsubo13.jpg (53240 バイト)  腹身の半分は、ひょっとしたら味噌汁にするとアカムツみたいな絶品かも?と思って、酒少々を入れてアクをとって味噌汁にしました。 まあまあの出汁がでましたが、アカムツには遠く及ばず・・皮のゼラチン質は柔らかくなりすぎて歯ごたえが無くなりましたし、身も淡泊でいまいちです。 やはり炙りが一番かな。。