珍味ウミゾウメン
(2005.8.18 )

 夕方家に帰ると、新潟HP「鄙のはむ」主人一風さんから怪しげな真空パックが届いていました。
 そう、世にも珍しい珍味「ウミゾウメン」です。紅藻網ウミゾウメン目ウミゾウメン科ウミゾウメン属です。 本式の食べ方は、ウミゾウメンの生えている海に潜って、その場で生ごとむしゃむしゃと食すと、この世のものとも思えない美味しさが口いっぱい広がるそうです。。私は未経験ですが、想像するに<オーラルみみず千匹>という状態でしょうか・・・
 生の状態では、褐色ですがこれは加熱処理してあり緑色しています。一風さんによるとそれでも生の1/4くらいの美味しさはあるでしょうとのこと。

 お〜、これは焼きそばというか、糸こんにゃくというか、ラーメンというかそんな感じの形状と食感です。。先ずは何も付けずに一口・・・・・食感は柔らかい糸こんにゃくっぽい感じで熱を通したこの状態ではぬめりはありませんでした。噛むと脳底に柔らかく響くプチプチ感はどこか生モズクのそれに似ています。 弱い磯の良い香りがしますが、味はあまり感じませんでした。。これは多分加熱処理されたためだと思います。。生ならばおそらく、香りも味も強烈に主張してくれるのではないかと予想されます。

 ゆずぽんを漬けて、じゅるじゅるぷちぷち・・・美味い!! かなりやばい美味さです。 ゆずぽんの旨みと酸味が加熱処理ウミゾウメンの印象を一変させています。 全く麺を食べているような感じでいくらでも食いたい感じです。 3歳の娘も大いに気に入ったようで家族全員で美味い美味いとあっという間に食い尽くしてしまいました。。

 全く、不思議な海草です。こりゃまさに珍味ですな。