j-udon1.jpg (75571 バイト) 手打ちうどんを作ってみる
(自宅にて 2011.2.19)

 遙か40年ほど前、埼玉は熊谷近くの親戚の家に行くと、必ず手打ちうどんを食べさせてくれました。しかし、子供心にそのうどんはでろでろでコシが無くていつも不味かった記憶があります。その作り方は、小麦粉に適当に水を入れてrこね回して直ぐに伸ばして直ぐにミンチかけるみたいな機械を手で回して茹でるだけ・・・ものの15分でした。 大学に入って、うどんのコシはグルテンのどうたらこうたらというのを習って、そう・・・たっぷりモンでグルテンでねばりとコシを出す必要があります。
 私は、蕎麦は一度打った経験がありますが、うどんはない・・・図書館で本を探しても、蕎麦打ちの本は山のようにあるのにうどん打ちの本はまずありません。 しかし、この本を見ていると作り方が載っていました。

 子供と一緒にうどんを作ってみることにしました。
j-udon2.jpg (67557 バイト)  本によると、自分で作ったうどんは市販品とは比べものにならないほどコシのある旨いうどんが出来るとのこと・・
j-udon3.jpg (77456 バイト)  原料の小麦粉です。。強力粉200gと薄力粉200gを量って混ぜます。
j-udon4.jpg (58317 バイト)  加えるのは、小さじ1杯の塩を溶かした180ccの塩水。
j-udon5.jpg (68077 バイト)  少しずつ塩水を加えながら小麦粉を混ぜては揉んでいきます。 全部塩水を入れてから粉がみんな練り込まれて、手にくっつかなくなるまで混ぜます。約15分くらい。。
j-udon6.jpg (59797 バイト)  ビニールに入れて2時間放置。
j-udon7.jpg (57593 バイト)  2時間後、水分が均一になってもちもちの玉になりました。
j-udon8.jpg (64193 バイト)  厚手のビニール入れて、5分ほど踏むそうですが、ここで子供達が乱入。。何度も何度も入れ替わり30分も踏んでいました。
j-udon9.jpg (65461 バイト)  のばし棒は、ビスケットの延ばし棒しかなかったので2回に分けて伸ばしました。 生地はこの時点で相当硬いです。既にコシがありまくりです。 子供達は喜んで伸ばしていますが、コシがありすぎてなかなか延びません。 時々手伝って2〜4mmの厚さに伸ばしました。
j-udon10.jpg (64822 バイト)  薄力粉を十分に振っておかないと、切ってからくっついてしまうようです。たっぷりと表裏に振って、折りたたんでいよいよ切りです。
j-udon11.jpg (70481 バイト)  この切りでも、子供達はヒートアップ、なかなか私に包丁がまわってきません。
j-udon12.jpg (61217 バイト)  と言うことで、いろんな太さに切れました。
j-udon13.jpg (67515 バイト)  右が1回目の延ばしと切り、左は2回目の延ばしと切りです。2回目は1回目の反省をもとに、薄く伸ばして細かく切りましたが。
j-udon14.jpg (58804 バイト)  本にはゆで時間が書いてありません。 10分ほど茹でて完全に火が通っているのですが、一つ食べると、やけにコシが強いです。とにかくせっかくコシが強いうどんが出来たのでこのあたりでびっくり水です。
j-udon15.jpg (61014 バイト)  水道水で揉んで盛りつけると。
j-udon17.jpg (68660 バイト)  めちゃくちゃ美味そうではありませんか! 家族全員わくわくしながら、試食です。。 無言・・・「固い」。。 確かにこれは異様にコシがあって固すぎます。アゴが痛いくらいです。 家族からもう一度これを茹でるように言われて、仕方ないのであと5分茹でてびっくり水も少しにしたら・・・。。
j-udon16.jpg (69293 バイト)  家族・・「美味い!」。。色が若干白くなりましたが、丁度コシの強いうどんくらいの硬さになって、一瞬で売れていきました。かなり美味かったようです。
 初めて、手打ちうどんを作りましたが、なかなか美味しい物です。子供達は大喜びだし。。。しかし、この本に載っていた方法で作ると、異様にコシの強いうどんが出来てしまう感じで、丁度味噌煮込みうどんに使うようなコシまるけのうどんになりがちです。 どこかを調節すると、しこしこ感やつるつる感をいろいろ調節できそうです。