ツルニンジン食べました
(2005.10.2 一志郡)

 近年ツルニンジンの花が咲いていれば、掘って食べようと思っていましたが、探しだすとなかなか見つからない・・・と言うときに、HP「野尻抱介リファレンスマニュアル」主人の野尻さんから、今あそこに咲いていると教えてもらったので、早速堀に行きました。
 なかなか地味な花でバイク速度では見つけにくい・・・花は蕾でこのままだと見過ごしそうですが場所を教えてもらっていたので、容易に見つかりました。

 葉は地味な3枚・・

 長い蔓をたどってやっと生えている地面にたどり着きました。 芋を傷つけないよう掘り出しましたが、掘っているとそれより小さな芋がすぐ横に等間隔に見つかりました。毎年芋を作っていくのかな?

 本で見たほど大きくはないですが、一掘りで食べられそうなサイズ3本ゲットです。

 洗って包丁を入れると、ミルク状の青臭いねばねば汁が出てきました。

 細い芋は天ぷらにしました。
 香りは、かすかに皮周辺から土臭いような香りがしましたがほとんど無臭に近かったです。食感は皮を中心にわずかに繊維感を感じますが、ほくほくしてかつ山芋のようなねばりもも若干感じました。 味は全く癖が無いというか、ジャガイモと山芋の天ぷらの中間のような感じで塩で食し美味でした。 よく言えば癖が無く美味しいですが、悪く言えば個性が無い・・でしょうか・・形といいこれは朝鮮人参の天ぷらに似ているなあ・・・

 大きい方の芋は、包丁の尻でつぶして塩焼きにしようと思いましたが、堅くて包丁が跳ね返されてつぶれないので、半分に切って塩焼きにしました。
 食感は天ぷらより更に皮の繊維感を感じましたが、それでもさくさくと食べられました。香りは天ぷらよりもやや土臭いというか、粘液の青臭い香りを少し感じましたが嗜好性を左右するほど強いものではありませんでした。個性としていいんではないでしょうか。食べた感じは少し繊維感があるじゃがいも・・ですね。 料理法は天ぷらの方が美味しいと思いました。