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山城歩き(多気町 五箇篠山城) (多気町にて 2013.5.12) 3月に初めて歩いた天花寺城に引き続いてこの本を見て、多気町の山城を歩いて見ることにしました。 当方、この1ヶ月以上原因不明の体力低下が襲っており、とてもハードな山城歩きはムリです。 多気町の文化施設があり、登りが整備されており登り口が即駐車場になっている五箇篠山城を選択しました。 前回からの復習ですが・・・ 基本的に山城は「曲輪」「土塁」「堀」の3種類の組み合わせで戦略上構成されている。 曲輪(くるわ):区画された平地で、城や建物や兵士の野営場など城としての中枢 土塁:城や建物を防御する為行われる土盛り、土の替わりに石が使われると石垣 堀:城や建物を守る為に掘られた溝、平城の場合水が入った堀になるが山には水がないので空堀になる な〜んだ、簡単じゃん |
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さて、実は前回3月に山城歩きを終わりかけに、突然トレッキングシューズの足底が崩壊してソールが両方剥がれてしまいました。 ソールだけ剥がれたらソールを付け直せばいいのですが、底が崩壊していますから、大修理になるはずです。 と言うか、こんな修理がはたして出来るのだろうか?と検索したところ・・・ ポリウレタン底の登山靴やトレッキングシューズの崩壊がよく起こっていることと、これは使用頻度に関係なく経年劣化で必ず起こることがわかりました。 なんと! 私のトレッキングシューズは昔友達がプレゼントしてくれた、LOWAのATCシリーズです。しかし、このシューズはどのHPを見ても修理不能と出てきます。 しかし、ただ一つ・・「足と靴の店フットライト」が修理できそうでした。 メールで状態やシューズの種類を伝えて、崩壊した部分も整形し直し(オールソール)ビブラムの通常ソールを貼り付けて修理可能とのこと・・・但し、修理日数は指定できないこと、前払いの銀行振り込みであることで、修理を依頼しました。 修理は14700円だったか・・・同じものを買い直すと3万円以上かかるので迷わずお願いしました。 |
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さて、一月半後、整形し直して新しいビブラムソールになって送られてきました。 ミッドソールより下の部分を交換しており、従来とは履き心地が違うこと、1〜2時間の履きならしを行うことなど説明がきがありました。 ということで、前回壊れた靴を修理して、五箇篠山城にGO! |
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地図は北が上です。 城の中核曲輪Tは一番西にあり、その東側尾根上に曲輪U〜Xが続いている造形で、各曲輪輪は深い堀切で区切られています。 各曲輪の両サイドに下には帯状の曲輪がぐるりとある構造です。 五箇篠山城は、南北朝時代に南朝の拠点の一つとなっており、最終的に織田信雄に攻め落とされて廃跡になったとのことです。 |
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曲輪Tには左下側から遊歩道を登り南側の大きな曲輪を介して登ることが出来ます。 |
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登り口に車を止めてこの石碑の階段から登っていきます。 頂上まで260mとのこと。。 |
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登り口には看板もあります。 |
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しばし登ると曲輪Tの南側にたどり着きこのような立派な階段で上に立つことができました。 |
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曲輪Tはベンチや案内板が接地されており、眺めが良いです。これは曲輪Tの東側から西側を写したところです。 |
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南側の下は曲輪Tよりも広い平坦地です。 |
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北側を見ると櫛田川沿いの旧勢和村が見えます。 |
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南側は旧勢和村の図書館などが見えます。 |
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曲輪Tから東側を見ると木が見えるだけですが、尾根沿いに曲輪U〜Xがあるはずです。 |
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曲輪Uの方向に歩くと下(堀切)に降りる階段がありました。 |
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階段のおりくちに、シライトソウが涼やかに咲いていました。 |
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曲輪Tと曲輪Uの間の堀切に降りましたが、これが曲輪Tの虎口??よlくわかりません・・・ |
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その堀切にビッグなキンラン1本が見頃に咲いていました。 |
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画像の左側崖の上が曲輪Uのはずですが、階段は付いていないので、南側の帯状曲輪というか通路を歩いていくと・・・ |
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曲輪Uと曲輪Vの間の堀切に登る階段がありました。画像の左側が曲輪Uで右側が曲輪Vですが、階段はなく急な崖です。 |
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どうも、階段は無さそうなので崖を登って曲輪Uに行こうとすると、ロープがありました。 |
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げ・・・曲輪Uは藪だらけで歩けません・・・ |
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曲輪Uにて小さなキンラン発見。歩けないので、元の曲輪UとVの間の堀切に降りましたが、ここで毛虫がわんさかと体に落ちてきてテンションだだ下がりです・・・ |
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登り口にササユリ取るなと看板があったのですが、ここにササユリ発見。 アオバトの特徴的な鳴き声が近くてします。 |
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また、崖を登って曲輪Vを見ましたが、全く歩けません。 |
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仕方がないので、南側にある帯状曲輪を東に進んで曲輪Wを目指します。 |
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堀切です。左が曲輪V、右が曲輪Wです。曲輪Vの崖が10mくらいあるのに、曲輪Wの崖というか高さは1mくらいしかありませんでした。 |
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曲輪Wは下草が無くて、楽々あるけましたが・・・ |
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おお!ここにもありました。松阪の猪さんのマーキングが。。 |
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曲輪Wの東側は15mくらいの急な崖になっており、下は堀切でした。 この先に曲輪Xやその先に井戸あとがあるはずですが、体力の限界に達しました。 もっと楽だと思ったのに・・・ 結局公園状に整備されていたのは曲輪Tだけでしたが、なかなかおもしろかったです。 |