j-shir50.jpg (48092 バイト) 白子にはまる
(自宅にて 2013.4.29)

 さて、白子と言えば一般的にトラフグの白子やマダラの白子(菊子)が有名です。 トラフグの白子焼きは高いですが、博多で一度食ってみて、「う〜ん、これはクリーミーだけど、そんなに味らいしいものを感じないなあ・・・」という感想でしたのでそれ以来食っていません。 菊子は料理やで食べたり送ってもらって、鍋やポン酢で大量に食べましたが、確かにまずまず美味いが・・・それほど味が濃くはないなあ。。。逆に味が濃かったら沢山は食せないでしょう。。
 と言うことで、私の白子感はトラフグと真鱈の白子しか頭になかったというか、料理屋で出てくるのはこの二つが代表なので、それ以外の魚の白子は美味しくないのかな?と勝手に思っていました
j-shir51.jpg (33376 バイト)  と言うことで、過去には夏サワラに時々ど〜んと入っている白子をそのまま捨てたりしていました。(検索するとサワラの白子は一言で言うと濃厚だそうです。)
j-shir52.jpg (46522 バイト)  しかし、ひょんな事から太刀魚の白子を軽く湯がいてポン酢で食したところ、めちゃうまでした。これはトラフグや真鱈の白子の比ではない美味さです。 検索すると、やはり太刀魚の白子は味もさることながら希少価値もあり珍重されるようです。 それ以来私は、太刀魚の白子は必ず食べています。とろっとした食感えもいわれぬ上品な旨み・・・太刀魚の白子は鉛筆型
j-shir53.jpg (47039 バイト)  今年の春先、松阪の魚屋海翔で50cmサイズのマサバを買って、内臓を出して下さいと言ったところ、これを食えと言わんばかりに、大きな白子だけ残してありました。 私は、水に酒少々を足して白子を入れて沸騰したところで取りだし、冷やしてポン酢で食したところ、これは・・・カニの味と旨みにクリーミーな食感がなんともいえません。美味い、美味すぎる。。 また、ここで白子への関心が強くなりました。 マサバの白子は板状。
j-shir54.jpg (35983 バイト)  4月に入って志摩にジギングに行ったとき、ゴマサバとマダイが釣れましたが、いずれも白子を持っていたので、水から沸騰するまで火を通し食べ比べることにしました。 マダイの白子(右側)はこりっと丸っこい形してます。
j-shir55.jpg (47801 バイト)  ゴマサバは、マサバと共通な味ですが、少し味が薄いような・・・
j-shir56.jpg (50715 バイト)  マダイの白子は、中身がクリーミーで旨みも上品且つ複雑な味がして、ゴマサバの白子より数段美味かったです。 一言で言うとめちゃくちゃ美味いです。 検索するとマダイの白子は非常に美味しいとヒットします。
 そうか・・・白子はなにもトラフグや真鱈ばかりじゃないなあ、、と言うより、それ以上にその他の魚の白子は美味いと感じるようになりましたので、ここはひとつ食の伝道師である松阪のSさんの意見を聞いてみようとメールすると、「白子は小さい魚の方が美味しい気がする、その他の魚ではイサキなんかの白子が美味い」とのこと。。なるほど・・・白子は奥が深い。。。
j-shir57.jpg (35683 バイト)  さて、その松阪のSさん九州遠征で7kgのヒラマサを釣ってきてその白子(15cmサイズ)も添えていただきました。このように火を通す前は肌色ですが・・・
j-shir58.jpg (51971 バイト)  火を通すと白くなります。 味は全く臭みが無く、やはりカニのような味でした。味はやはりカニの味でクリーミーさはそれほどありませんでした。美味いですが、マダイや太刀魚の白子の方が上ですな。。。

 数種の白子を食べてみて、共通するのはカニのような味がすること。しかし、その味は魚によって違うこと、クリーミーな食感も魚によって違うこと(これは熱のかけ方で変化するかも)などが解りました。

 また、魚を食べる楽しみが増えました。。リリースする巨大エソも腹を割いて白子があれば持ってかえろかな。。。