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ウシガエルのオタマジャクジは美味しかった (自宅にて 2014.5.27) 私のバイブルのひとつによると、ウシガエルのオタマジャクシは天ぷらで食すと白身魚の味がするとありますので一度は試してみたいと思っていました。 最近IT検索していると、潮汁でよりストレートに食している人や甘辛く煮て寿司にして食べている人がおり、いずれも美味しいとヒットします。 最近都合の良いことにウシガエルのオタマジャクシを捕獲したので試してみることにしました。 |
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バイブルによるとオタマジャクシは焼いたりすると身が縮むので天ぷら良いとのことです。 頭を落としはらわたを出して天ぷらにするとのこと。。 |
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都合よく網に入った大きなウシガエルのオタマジャクシです。 |
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私は潮汁で食べてみることにしました。鯛の潮汁を最近作りましたが、この料理法は素材の味がそのまま解りますが、臭みがストレートに解ってしまうという料理法です。この新鮮な鯛の潮汁も少し生臭さがしたのでショウガを少し加えたらとても美味しかったです。オタマジャクシから泥臭い匂いがしたらショウガを加えたらOK?かな・・ |
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10日も絶食させました。 最初に1〜2日間で信じられないくらいの量の糞をしましたが、それ以降はあまり糞をしませんでした。。 ただ、嫁が居ると台所を使わせてくれないので、ずっとタイミングを見計らっていました。。 今晩 嫁がバレーボール遊びに行っている間にいざいざ試さん! 絶食させたオタマジャクシはとてもスマートです。 |
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しかし、めちゃ元気です。暴れ回るオタマジャクシを押さえつけて、キッチンバサミでお腹を開いて・・・ |
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はらわたを綺麗に洗い流しました。。 この時点でも元気に暴れ回ります。。 |
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潮汁をした人は、焼酎で洗い塩で揉んで泥臭みを取る作業をしていましたので、私もまじないにやってみました。 塩を入れてもみもみすると暴れ回っていたオタマジャクシが痙攣して静かになりました。 |
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焼酎がないので日本酒で洗っていると、再び暴れてきました。 しまった、、順番が逆だったかな? 水洗いして匂いを嗅ぐと泥臭い感じはしませんでした。 |
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鯛の潮汁の作り方は、熱湯にさっと湯通しする雪霜作業を行ってから昆布を入れた湯で10分間茹でるのですが、おたまじゃくしは出汁を取るわけではないし熱が通ったことを確認する意味で水から昆布とともに火をかけました。 この時点でオタマジャクシはまだ泳ぎますが、直ぐに静かになります。 |
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沸騰してくるとアクがでてきました。 アクが出れば掬う本能がはたらいて、アクができるまで沸騰していたら、想定外のことが・・・ |
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緑色のゴミ見たいのがわらわら漂ってきたと、みるみるうちにオタマジャクシの皮が剥げてきました。塩を少し入れて潮汁完成です。 |
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尻尾は完全に皮が剥げました。 頭周辺は縮んだ感じです。 早速汁から賞味です・・・匂いは微かに泥臭さを感じますがショウガは全く必要ありませんので、このまま賞味です。 味は・・・昆布の味です、塩が入って所謂ウマ塩風味ですが、オタマジャクシの出汁の感じはしませんから、汁はこのあたりにして身を賞味です。 |
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尻尾は中央部分が筋肉で周辺がゼラチン質です。ゼラチン部分を食べると、柔らかいぷるぷる感があり少しだけ旨みを感じ、癖はありませんし、香りはエビをボイルしたときのような香りが少ししました。 |
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尾の筋肉部分はやはり少しエビをボイルした時のような好ましい香りが少しして、柔らかくて旨みが強く白身のとろっとした食感の海水魚のような味でした。。普通に美味しいのにびっくりしました。この画像を見なかったら万人が美味しいという味と思います。 |
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尾の中央部分に紐のようなものがありましたが、これが脊索?無味でやや歯ごたえがあるゼラチン質でした。 |
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さらに尾の付け根まで食べ進むと、食感がしっかりしてまさしく美味しい普通の海水魚、、アジのような味でした。 |
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脊索はだんだん太くなって・・・ |
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お腹の途中で骨に変わっていました。これは食感が悪いので食べませんでした。頭の周りはゼラチンでした。頭の骨も残しました。 |
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残した部分・・・左が背骨で右が頭・・・ 今回初めてウシガエルのオタマジャクシを賞味して予想以上に普通に美味しいのに驚きました。。 親ガエルはごく普通に食されていますが鶏肉とあまりにそっくりな味でおもしろみが無いですが、オタマジャクシは意外な味でしかも美味しい。。 これは、いろいろ利用できそうです。 例えば農業高校の自由研究あたりに使うとおもしろいんじゃないでしょうか。 尾の身をほぐしてから、晩ご飯の時嫁に向かって「いつもご飯の準備ありがとう。。大変だとおもっているんだよ。アジをほぐしておいたから食べてね。」とねぎらいのことばとともにほぐした身をお皿に乗せて嫁に差し出すと、あなたのポイントはきっとアップすると思います。ちょっときつい嫁と円満になりたい方には一石二鳥です。 |