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オニフスベは採っちゃダメ
(松阪市にて 2008.9.12)

 HP「あやしいきのこ」のgajinさんが、オニフスベいっぱい発生しているとのこと「味はカマンベールチーズの皮のようなもので食べても仕方ない」とのコメントで情報を提供してくれたの。

 私は、子供の頃オニフスベを見つけてサッカーボールのように蹴ってぐしゃぐしゃにして遊んだ覚えがあるが、それ以来見たことがなかった。それで、久々に見てみようと思ってでかけました。

 きのこ図鑑にも味ははんぺんのようでそれほど美味しくないので、ちょっと食べて捨てられる運命にあると載っていたので、このときはデジカメに納めるだけにしようと思っていたのですが・・・

 現場に着くと、あのオニフスベがごろごろあるではありませんか! gajinさんが今年はオニフスベの当たり年だと書いていましたが、これほど発生しているとは。。。10個以上ありました。

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 デジカメ撮影しているうちに、でもやっぱり一度は食ってしっかり味を確かめたいぞ・・・という思いに耐えきれなくなり

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 フレッシュなやつを1個採っちゃいました。。地面の側になにやら紐のような菌糸がずるずるくっついてきました。香りは穏和なきのこの香りです。

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 家に持って帰ると、子供がおおはしゃぎで遊んでいます。今回採ったやつは画像で解るとおり子供の頭くらいのやつです。

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 半分に割ると中は真っ白でフレッシュでした。

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 とりあえず、物がでかいので10分の1くらいを切り出して適当に切り、味の比較のために数日前に採取していたヤマドリタケモドキと、味がストレートに解るホイル蒸しすることにしました。

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 先ずは、比較対象のヤマドリタケモドキです。 一口食べて、美味い!この旨みと甘みと味の濃さ、歯ごたえとどれをとっても一級品です。私がひとかけら食べる子供が食べ始め・・・・美味い美味いを連発しながらあれよあれよという間に無くなってしまいました。

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 さて本題のオニフスベです。 歯ごたえは仲間のタヌキノチャブクロよりも頼りなく、気の抜けたはんぺんと言うか、焼きたてのりくろーおじさんのチーズケーキみたいな情けない歯ごたえです。決してしゃりしゃりとはいきません。 香りは弱い穏和なきのこの香りで変な癖はありません。 味は弱いながら旨みがあり変な癖はありません。 と言うことで食べられるのですが、美味しいかと言えばそうじゃないよなあ・・・もう一度食べるかというとそうじゃないよなあ〜・・・
 子供たちも一口は食べましたが、もういらないと言って見向きもしません。子供は正直です。そう言うきのこのようです。

 図鑑に書いてあったり、gajinさんが言うような結果になってしまいました。 あとには大量にオニフスベの残骸が残りました。 捨てる前に干しオニフスベができないか外に置いてあります。こいつは、やはり採っちゃダメですねえ。