ヌルデを食べました
(松阪市にて 2006.4.11)


 大抵の山菜本にはヌルデがウルシ科のためか、紹介されていませんが、 「Field Selection 山菜 ;北隆館 菱山忠三郎著」によると画像入りで「天ぷらにて食すがまかり間違えばかぶれるのでお勧めはできない。」と中途半端な注釈が載っていました。これは美味いに違いないけど、事故が起これば大変だ・・しかし知らせたいと言う意味ではないでしょうか。。
 「食べられる野生植物大事典 ;柏書房 橋本郁三著」にもヌルデが天ぷらで食せると文章で書いてあります。

 なんとしても、ヌルデが食べたかったですが私はヌルデは新芽だけでは判断できないので、判断材料となる特徴的な成葉を昨年探して木を覚えておき一年がかりで新芽を採取し天ぷらにて食しました。 

 待ちかねた、ヌルデの新芽です。採り頃がいつか解りませんが、とりあえず開きかけた頃に収穫しました。

 手で折ると乳白色の液がにじみ出してきます。 ヌルデはいわゆるウルシに比べるとかぶれる人は希だとのことですが、私も全然かぶれませんでした。

 10芽ほど収穫しました。 タラに比べてずっと小さな芽なのでボリュームは少しですが味を確かめるには充分でしょう。

 持ち味が損なわれないよう低温で揚げました。
 口当たり少しだけぼそぼそ感がありますが・・・・旨みが強い!コクも充分ありますし、いやな癖が全然ありません。 総合的にすごく美味しい山菜だと思います。
 美味しくて、一気に食べてしまったので香りをかぐのを忘れてしまいましたが、特徴的な香りは無かった気がします。 食べたボリュームは少ないんですが満足感は大きかったです。食べた後、口も肛門もかぶれないし体調は全く崩れませんでした。
 こんなに美味い山菜をまだ食べてなかったとは・・・・美味かったなあ

(次に食したときは揚げすぎて、ぼそぼそした食感と酸味を感じそれほど美味しくはなかったので、揚げ方はレア、採取時期は芽吹いて直ぐくらいがいい気がします。)

 ヌルデを食べるのは自己責任ですので、あなたがヌルデを食べて体調を崩しても私は一切の責任を負いません。