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ニワタケは苦かった
(2007.9.9 )

 ほとんどの本やwebで「不食」されているニワタケですが、ある本には「可食」と書いてありバター炒めや天ぷらで食すとありました。
 私は今まで、一度このキノコを見つけて捨てていましたが、可食の記述に惹かれて、今度見つけたら是非食して味を確かめようと思っていました。 今日自宅の付近の里山を散歩していると、松の根元から見間違えることのないこのキノコが発生しており、早速持ち帰り食してみることにしました。
 表はビロードタッチの手触りで、雨があったのせいか傘に堅さは無くヒラタケのように柔らかかったです。

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 裏は独特の毛の生えた柄が非常に特徴的で、絶対間違えようのないキノコです。しかし、このキノコの臭いは決して美味しそうではなく、どこかエノキタケを採取したときに臭う鉄のような臭いをさらに強くした感じです。エノキタケのように加熱するとこの臭いは消えるのかな?

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 料理法は油を使ったものばかり書かれていましたが、やはりストレートに味を確かめるにはホイル蒸しでしょう。・・・・・・加熱すると青紫に変色するようです。いやな臭いはほとんど無くなっておりやや安心しました。
 何も付けずに口に放り込みましたが、、、これは苦い!!! とても飲み込めません。。ニガクリタケを生で囓ったより苦い気がします。。はき出して食べる野断念。。

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 次は、本に書いてあるとおりバター炒めです。苦みが消えてくれるようよく炒めました。。。。
 一口・・・・・苦い・・・しかし、ホイル蒸しほど苦くありません。飲み込もうかどうか躊躇しているうちに口の中が苦くなってきました。「無理して飲み込むほどの物ではないなあ・・・・」と思い、はき出して廃棄しました。。。。

 このキノコ、私の感想では「可食」ではなく「不食」じゃないでしょうか?