j-nii96.jpg (43807 バイト) 2010夏 M3を運転した糸魚川オフ会
(糸魚川等にて 2010.7.24)

 HP「田舎の味」主人のヤマアスパラ活二さんが毎年主催で新潟県糸魚川市にて開催しているオフ会だが、私はこのオフ会が苦手です。 何故なら、このオフ会は親不知の海に潜ってイワガキやサザエを取ることを中心にした会だからです。 泳げない私にとって、これほど苦痛なオフ会は無いので、ここ6年間は欠席していました。

 おまけに今回はmac3氏が、欠席でです。一風さんはどうか? 一風さんも手術して泳げないからなかなか来にくいオフ会でしょう。 しかし、最近、出不精になってあまり変人の皆さんと話していないので今回は参加しようかと思っていましたが・・・・・・・両名欠席では、出ずらいなあ〜
 一風さんは最近M3とZ4を買ってとてもエンジョイされてます。 私は一度でいいからこの車に触れてみたい。。。M3は言わずと知れたBMW3シリーズをチューニングしたBMWの最もスポーツ色が強いモデルです。 Z4はあの伝説的な名車Z1の驚愕デザインの名を継承するだけあって、非常にアクの強いデザインのオープンモデルです。 ということで、私は一風さんにメールを出して、今回のオフ会に参加するかどうか聞いてみたところ、夕方に少しだけ参加して直ぐに帰り次の日は全く違う深い山に入るとのこと・・・ああ、これは車に乗りたい私の為に忙しい隙間を縫って顔を出してくれるんだ。。。なんて、優しい人なんだ。 これで、私はオフ会に参加することに決めました。 あと、久々に活二さんにも会ってみたいし。。。 
j-nii97.jpg (66427 バイト)  さて、活二さんに指定された、糸魚川ビアパークという道の駅に指定された11時前に着くとだれもいません。というか、親不知にいつのまにこんなデカイ施設ができたんだろう・・・おまけに海水浴場になってるし・・・
j-nii98.jpg (56362 バイト)  ああ、あの特徴的な岩は、かつて皆が恐ろしく長くて急な死の階段を上の道からおりて、やっとたどりついた場所です。そこが駐車場のすぐ前にあります。 景色激変・・・しばし、ボーゼン・・・かつては誰も居なかった場所に、人があふれているし・・・

 それにしても、指定された時間に来るはずの活二さんが、来ていない。。。確か、そばを引いて打つ行事があると聞いてきたんですが。。 こんな場所に海にも入らずじっと待っていれば、熱中症で倒れてしまうではないか! まいったなあ。。

 仕方がないので、一風さんが到着する夕方まで、能生のカニ横町などで遊んで暇つぶしすることにしました。
j-nii99.jpg (77504 バイト)  能生にやってきました。 めちゃ人がいます。 外の魚市場で早速ウニとイワガキを頼み、食いましたが、かつて取れたてを食べさせてもらった、イワガキより味がいまいち、ムラサキウニもいまいちでした。
 
 とりあえず、腹が減っているのでカニ売りのおばちゃんからボイル紅ズワイガニ(解凍品)を1000円で買って、昼飯代わりにしました。
j-nii100.jpg (66181 バイト)  さてさて、楽しみの魚を見ていくことにしました。。種類は6年前と大して変わらないし、あいかわらず安いですねえ。ぼったくり感が無いのがよろしい。。 ここへ来ると先ず、驚かさせられるのが、このパラソルサイズのアカイカです。。。。あれ?この標準和名ケンサキイカは三重ではアカイカて言いますが、新潟でもアカイカてよぶんだったっけ?
j-nii101.jpg (70752 バイト)  カイワリ20匹にシズ1匹入って一箱1000円ですか。。。美味い魚です。 安いなあ。。
j-nii102.jpg (70670 バイト)  小さいホウボウ、チャリコ、コショウダイなどいっぱいはいって1000円ですか。。
j-nii103.jpg (69434 バイト)  お!これは珍しい。。100g少しぐらいのサイズのオニオコゼが売っていました。 この高級魚安い気がします。
j-nii104.jpg (68184 バイト)  あ! これはびっくり。。 幻の魚アラが売ってるではありませんか! サイズは100g以下の幼魚ですが、色々入って1000円ですか! 私は一度は食ってみたいと思って、度々アラのインターネット販売サイトを探しますが、いつも全国でただ1件ヒットします。。その価格は、500g〜2kgまでのサイズで確かk10000円位していたと思います。 それが、サイズが小さいとほぼタダ?? 小さいと全く味が違うのでしょうか?? 私はこれを買って家に送ってもらおうかどうか悩みましたが、ある程度のサイズでないと味の評価が出来ないとパスしました。
j-nii105.jpg (67315 バイト)  指4本強の太刀魚です。値段はだいたい太平洋側と同じか・・・ このサイズが釣れるなら、新潟でジギング出来そうな気がしますが。。
j-nii106.jpg (77090 バイト)  クロソイです。。1kオーバーの大型(超大型ではない)ですが、3000円です。 こいつも、高級魚なんですね。美味いからなあ。。
 
j-nii107.jpg (71433 バイト)  言わずと知れた高級根魚キジハタです。大型の1kgサイズですが、やはりそれなりの値段ですね。
j-nii108.jpg (62647 バイト)  能生でうろうろしていましたが、まだ夕方まで時間があるので、フォッサマグナ博物館に行ってきましたが、駐車場にいきなり熊出没の看板が。。
j-nii109.jpg (62804 バイト)  4時半頃、そろそろかな?と思って、現場に着くとまだどこに居るのか解らないので、活二さんに電話しましたが、直ぐそばの駐車場から一段上がった場所にテントを張っていました。 あんたらは、なんどもここに来ているから解るだろうけど、わたしゃここは初めてでさっぱりわからんのだよ。 事前に活二さんの情報では、取り締まりが厳しくなって取るのは難しいとのことでしたが、蕎麦をやらずに海に潜っていたようです。ということは、蕎麦は明日か・・私は交通量が少なくなる深夜に帰る予定ですが、少々何となくバツがわるい。

 そんな中、真っ白なM3を横付けして一風さんがやってきました。 カッコイイ・・・
 これまで、3は所謂洗練されたストレート6(絹のエンジンと例えられた)でしたが、現行モデルM3はV8に大きく方向転換。。4L V8 で420PS、40k以上にチューニングされたモンスターエンジンが載せられています。ボンネット高いバジルが詰め込んだ心臓を感じさせます。 何しろ、DTMのベース用車両ですからいやが上でも期待は高まります。価格もビックに1000万円ほどします。
j-nii110.jpg (63113 バイト)  バックスタイルも控えめです。M3のマークが無いとただの3シリーズと間違いそうです。これまた、控えめに出された4本出しのマフラーからの音は、これまたモンスターエンジンにしては控えめで、室内で聞いていると拍子抜けしそうに静かですが、外で聞くと全然違う音です。 日本車の野暮ったいスポーツカーや市販マフラーのようにやたら低音で音圧が高く威圧的で単純な音ではありません。 音圧は控えめでありながら、ただ者ではないエンジンを主張しています。音の高さで行くとバスではなくバリトンです。ヘルマンプライが、もう飛ぶまいぞを語るように歌いかける・・・そんな音です。
j-nii111.jpg (74114 バイト)  ホイールハウスを一杯に覆い隠すほどのタイヤは、19インチ35の265でした。420PSを受け止めるにはこれくらいは必要でしょう。
j-nii112.jpg (66548 バイト)  いよいよ、試乗です。。。先ずは、助手席に乗せてもらって、内装を見るとシンプル且つ機能的・・・おれは1000万円の車だとは主張していません。 まず感動したのが、シート・・なんて座り心地が良くリラックスできるシートだろう・・・どこか、身体を矯正してゆがみをとってやろうとか、レーシングシートのように強くホールドしてやろうかとかそんな感じは全くなく、極めて心地よく、拘束せず、気持ちよく、柔らかすぎず固すぎずそれでいてかなり剛性の高そうなしっかりたしたシートでした。それでいて、疲れずしかも自然としっかりとホールドしている。私はこれほど質の高いシートに座ったことはありません。私の車に付いている安物レカロは勿論、いろいろ座った腰痛対策レカロシートとも全く違う、大人のシートです。
 速度計は330km/hまで刻んであります。おそらく本当に300kmオーバーで走れるでしょうが250kmでリミッターが効くようです。 回転計は4LV8なのにレッドゾーンが8000rpmを超えています・・・おお・・
 それと、現行M3は非常に複雑なセミオートマシステムを採用しており、7足ですが2つのクラッチを持っており奇数と偶数で分かれているとのこと・・一体どうなっているのでしょう? これを完全オートマモードとパドルシフトのセミオートマモードのどちらかで運転することになります。 通常はオートマモード、攻めたいときはセミオートマモードで回転を使い切るという感じのようです。
 今日は、オートマモードで試乗です。先ずは横に乗せてもらって、高速ワインディングのようになっている親不知の高速区間を、時々アクセルを踏み込みキックダウンしてエンジンの加速感を感じながら200kmまでの速度で体感してくれました。予想の範囲内だったのは、ひらりひらりと高速カーブを曲がり、速度感をあまり感じず、このくらいの速度では全く一般道路をゆるゆる走っているのと同じくらいの安定感で走ることです。 
 そして、最も驚いたことはその乗り心地です。一風さんはサスペンションを少し硬い目に振ってもらったと言っていましたし、あのタイヤですし、踏めば300kmオーバー出せそうなモンスターカーだから、どんだけ固いの?!と覚悟していたんですが、この高級車のような硬さは何でしょう?? 全然固くない・・・サスペンションも確実に人に優しく、かといって高速で突然固くなるようなこともなく、一体どうしたらこのよな足回りにチューニングできるのでしょうか? 全く大人が乗る車です。私のトヨタアレックスの貧相に固いサスペンションが全く貧乏ぽく感じます。
 そして、意外だったのが、加速感です。モンスターエンジンですからキックダウンの加速はさぞ暴力的かと思ったら、実にスムーズにグイーンという感じで、これはバイクにのっているような加速感です。このあたりも洗練された大人の加速感です(セミオートマモードではまた違うと思いますが・・・)。
 助手席に載った総合的な感想は、安心感・しっかりとしてかつ乗り心地も良い。洗練されていて若者が乗るスポーツカーではありません。
 ただ、タイヤのロードノイズは結構ひらっていました。もちろんこのサイズのタイヤだからかなりのノイズを発生するでしょうが、これはどうでしょう・・・路面からの情報を運転者に伝える為にある程度残しているのかもしれません。
j-nii113.jpg (57065 バイト)  さて、次は私が運転する番です。。めちゃ緊張します。後部座席にインクさんが乗っていたので、「死んだらごめんね」と一言言うと、一風さんは「まだローンが残っているよ」と返しました。エンジンスタートしてオートマモードで指示器を出そうとすると、いきなりワイパーを回してしまいました。そうか、右ハンドル仕様でも指示器の位置は左ハンドル同じだった・・
 先ずはこのエンジンがどれくらいチューニングされていて、軽いフライホイールにかえて鋭い回転上昇と収束を見せるのかニュートラルギアにして空ぶかししてみたかったが、大切な車なのでやめにしました。
 そして、いよいよ始動です。このモンスターエンジンですから下手にアクセルを踏むといきなりホイールスピンするのかと思いじわじわアクセルを踏んでいきましたが、あれ?なかなか動かない・・じわりじわり踏んでいくとやっと車がゆるゆると動き始めました。。あれれ、これじゃ普通の乗用車の感覚ではないか?と一風さんに言うと、「うちのかみさんも乗ってるよ」と答える。 なるほど、そういう味付けにしてあるんだ。普段何気なく普通に運転できて、いざ真剣にアクセルを踏むとスポーツカーに豹変する。。だれにも乗りやすくて、楽しもうと思うとそれに答えてくれる。。そんな味付けのくるまなんだ。。。。
 そして、高速に乗ると安定感があって普通に乗り心地がいいなあ。。100kmくらいでオートマ7足にになっているところからいきなりアクセル思い切り踏み込むと、3足にキックダウンして5500rpmになり、バイクのようにひゅーんと加速して一瞬に200km近くまで来たが、この車にとってくらいの速度では、全く安定しており、一般道を流している感覚です。これがもし、セミートマモードで不用意にエンジンを噴けあがらせてしまうと走行中にホイールスピンを起こすかも知れませんが、オートマモードでは安全なところまでしかキックダウンしないようなセッティングになっているのかしりません。
 日本車のように150kmくらいになると回転数感応式か速度感応式かしらないが、ハンドルが急に重くなってあそれによって安定しようするのとは対照的に、M3はこれくらいの速度息でもハンドルは極めてリニアーに反応するようです。というのも、150kmくらい巡航で時々微妙に揺れるなと思ったのが、実は自分が自分の車の感覚手操作していた為で、車は忠実にハンドルの動きを察知して反応していたのです。やはり本質はスポーツカーで、そのハンドリングとパワーを発揮できる場所は、日本ではサーキットか北海道くらいしかないのか知りません。
 それと、もう一つ感じたのは、昔の3シリーズのサイズではなく、現行M3は昔の5シリーズくらいの大きさになっているので、大きすぎて違和感があるのではないかと思っていましたが、アクセルワーク・ハンドリング・室内の丁度いい高さも含めて、車との一体感を感じました。 次元は違いますが、昔の日本のスポーティーカーもこの一体感があったように思いますが、今の日本車はいかにも部屋を動かしている感じがして車と人間が遊離しているよう感じます。
j-nii114.jpg (73771 バイト)  念願のM3試乗が終わって、ほぼ私のオフ会目的は達しました。 あとは活二さんの頭を見なくちゃ・・
j-nii115.jpg (72570 バイト)  インクさんと活二さんです。その奥にいる筋骨隆々の禿頭の人ははインクさんのお友達のMさんです。 怖い人かな思ったら、温厚そうな方でした。 見事な伊勢エビを持って見えたのですが、これは海で捕ったとんことで、インクさん曰く、潜りの名人だそうです。
j-nii116.jpg (80302 バイト)  その伊勢エビ、。。。こんなの三重で捕ってるところ見つかったら、半殺しにされるかわかりませんが、千葉ではいいのかなあ・・・
j-nii117.jpg (65977 バイト)  当日、皆さんが捕ったサザエとイワガキの刺身です。
j-nii118.jpg (72240 バイト)  何か知りませんが、みんな一生懸命独自に料理をしています。かれこれ2時間も・・・私は誰かがバーベキューやるくらいだろうと思って、夏サワラで適当に作った味噌漬けの冷凍を持ってきたのですが、非常に手持ち不足です。インクさんに何かおまえも料理しろ!と怒られちゃったので、サワラの味噌漬けを焼いたのですが、焼いてから味付けを失敗していることが解りさらに肩身が狭い・・・
 画像は、かやのんちさんが、ホタルイカのしゃぶしゃぶを作っているところです。彼は、とにかく何でも器用で何でもアウトドアをこなしてしまう人です。あまりにも、何でもこなしてしまうので、あまり変人ぽくないなあと思っていたのですが、この晩いろいろ話していて、日本中の踊り・祭りを巡って踊るのが趣味とのことで、これは十分変人ではないでしょうか。。。
 この後、このしゃぶしゃぶの出汁を使って、ホタルイカとサザエ・ショウガを使って炊き込みご飯を作っていました。さらに秋田の地鶏ベースにイワガキ、ネギ、キノコで鍋を作っていました。 そして昼にはチタケうどんまで作ってしまい好評だったようです。 チタケうどん食いたかった・・・(メモメモ:チタケと鶏肉を炒めて出汁とあわせると非常に美味くなるらしい。。)
j-nii119.jpg (81634 バイト)  この人も初めて会う人です。アヌマンさんという方で親子参加されていました。なんと新潟ダッチ○○○の会長さんで、家には大小様々なダッチ○○○が20体もあるそうで、全国ダッチ○○○交流会にも参加されるそうです。 活二さんとはダッチ○○○繋がりで、夜の宴会ではダッチ○○○の歴史など非常に興味深い話を聞かせていただきました。 非常に真面目な方に見えましたが、相当エッチな方かも知れません。
j-nii120.jpg (70657 バイト)  活二さん、この角度はいかんよ。。6年ぶりに会って、別人かと思いましたよ。一生懸命、イワガキのフライを作ってました。美味しゅうございました。
j-nii121.jpg (76718 バイト)  変わらないのは、この人・・・変わりようのないのでしょう。。私がのもっちの次に変人と思っているインクさんです。インクさんのこの日のめんどうはかやのんちさんに見てもらいました。。。インクさんがうれしそうにかき回しているのは、かやのんちさんが、作ったホタルイカ・サザエの炊き込みご飯です。
j-nii122.jpg (75844 バイト)  ああ、ようやく料理が終わったようです。で、宴会は夜11時頃まで続きましたが、私は次の日は出ず三重に帰りました。
j-nii123.jpg (64369 バイト)  皆さんが作った料理を全て食べましたが、私が一番美味いと感じたのが、かやのんち作 この鍋です。秋田地鶏とイワガキ、キノコ、豆腐、ネギ醤油ベース。。塩味が強めでしたが、鶏の臭みは全く出ておらず、私は一杯目を食べて何がベースかわかりませんでしたが、香りがピュアで、雑味無く強い目の旨みが上品でこくもあり隠し味ぽいくらいの鶏脂がいい感じです。。一風さんの後を継ぐのはかやのんちさんか。