山菜の宝庫長野(長野オフ会)
(妙高付近、北志賀付近にて 2003.5.23〜5.25)

 一風さんの呼びかけで、新潟との県境長野県で山菜オフ会を行うことになりました。先ずは岐阜でmac3さん(趣味千山)助手さんと合流後、骨折入院中のヤマアスパラ活二さん(糸魚川市)のお見舞い経由で、今夜の宿である赤倉温泉「旅館エスペロ」に到着しました。
 宿の御主人はアウトドアに造詣が深く、mac3さんとはメ−ル友達とのことです。
 翌朝は、宿の御主人に途中まで山菜案内していただけるとのこと・・・どうもお世話になりました!
 私がユキザサを食べたいと言うことが、宿の御主人に伝わっており、わざわざ私のお土産用に太いユキザサ(右端はオオナルコユリ)を採取していただいていました。重ね重ねありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます。
 宿のご主人はお話好きです。この晩ユキザサのお浸しとわさびの漬け物をさかなにmac3・助手・私と山菜の話で盛り上がりました。
 翌朝の朝食でヨブスマソウのお浸しがでました。私は初めて食べましたがシャリシャキした食感と癖のないさっぱりした味は美味でした。その他ウドの皮のきんぴら等が出ました。
 左が宿のご主人、右がHP「きのこの四季」主人宮川さんです。お二人はきのこ・山菜を通して親交があり、この朝偶然、私たちと遭遇しました。宮川さんはキノコに対して造詣深く、研究熱心な方で、大変楽しい話をいろいろ聞かせていただきました。特に今は、アミガサタケとその発生土壌について推論や実験されているとのことで、興味深く拝聴しました。
 宮川さんが持ってみえた、アミガサタケとご自身が出版販売されているキノコ写真集CD(2000円)です。
 さて、宿のご主人にポイント近くまで軽トラであげていただきいざ出陣!所々残雪の中、斜面をどんどん登っていくと、三重では全く想像も付かないほどの山菜の量と種類です。やはり山菜は雪国のものだと感じました。
 アズマイチゲです。
 タムシバの花が所々で満開でした。
 ツバメオモトも沢山咲いていました。
 残雪で一休み・・・登りはきついっす。mac3さんは元気にどんどん登っていきます。毎日エアロビやって腹をへっこめただけのことはあると・・感心・・
 ウドウドウド、登るにつれてウド畑のように沢山のウドがあってびっっくり!それも皆太い!
 こんな太いウドは雪国じゃなきゃお目にかかれません。
 朝食で食べた、ヨブスマソウです。ここには沢山ありましたが、私は初めて見ました。
 ハンゴンソウも沢山ありました。これも初めて収穫しました。三重にもあるのかな?
 特有の強い香りがあり、アクが強いので天ぷらでいただくそうですが、こくと香りが山菜らいしくて美味しかったです。。
 これはトリアシショウマです。毛が沢山生えておりコクがある山菜だそうですが、今回は山菜汁でいただきましたが、細くてよく味が解りませんでした。太いやつが美味しいそうです。
 毛rが無いヤマブキショウマは本当に沢山ありましたが、何故かみんな収穫しません。。。。どうしてかな?
 今回、最大の目的山菜ユキザサです。やっと自らの手で収穫できました。やった−!!!
 ホウチャクソウと芽出しが少し似ていて、同じように生えているので注意が必要だそうです。(ホウチャクソウはもっと細くて紫色でひげ根ですが、ユキザサはちゃんと球根みたいな根があります)
 オオナルコユリ(ナルコユリかも?)もありました。
 ポピュラ−な山菜らしいですがこれも、初めて収穫しました。シオデ・・・山菜鍋の中に入って味が確認できず・・・うう
 かやの平(H1500m)キャンプ場にて、一風(鄙のはむ)・soneta(お気楽な写真館)隊と合流して、宴会+キャンプ野営です。
 なんて広くて綺麗な場所なんだ!、、、平らな中の特徴的な木の下で宴会準備です。回りの植生は、シラカバ・ダケカンバ・ツガ林で、ここが相当寒い場所だと言うことがわかります。残雪もあちこち。
 出迎えてくれたのは、ヤマエンゴサクです。食用になるようですが、可憐な花でした。
 それがあちこちに大きなコロニ−を作っていて薄紫の絨毯みたいです。いいところだ
 これまた、すさまじい収穫物です。こんなに採ってどうするの?明日もまた採るんだよ??
 右半分が数十本の極太ウド、真ん中の上がユブスマソウ、真ん中の中に1本横たわっているのがオオナルコユリ、真ん中下に数本見える鉛筆のみたいなのがユキザサ、左上がコシアブラ、左以下、ギョウジャニンニク、タラ、トリアシショウマ、ハンゴンソウです。
 一風さんクッキング。山菜鍋です。たっぷりのウド、ヨブスマソウ、アイコ等を適当に切って、オリ−ブオイルで炒めてあく抜き、、最後に味噌と鯖の水煮で味を調えるとのことです。
 背後にはシラカバに残雪、コンロは拾ってきた木を特性一斗缶スト−ブで燃やす・・・・絵になってます。
 アクの強いハンゴンソウは天ぷら、そしてウドの芽なんかも助手さんに天ぷらにしていただきました。
 山菜汁は激うま!!!私は4杯もおかわりしてしまいました。
 一風さんがスペシャルな新潟の酒を持ってきてくれました。未火入れ原酒で、吟醸酒のようなフル−テイな香りと濃いこくのある味と発酵後の炭酸の舌触り、、、、これは美味い!私のお腹の中に1/3くらい収まりました。
 まだ、7時前の明るい時間、宴会第1部の図です。
 さて、宴会第2部・・・すね肉とホルモンの部です。寒い!夜9時で気温5度でした。
 翌朝5時、カッコ−の大きな鳴き声によってテントの中で目覚めました。
 6時出発!林道歩きの後約1時間で「魔性の谷」に到着です。
 なぜ、魔性かというと「魔性の山菜(ギョジャニンニク)」が沢山生えているからです。
 ギョウジャニンニクは三重で採れたと言うことは聞いたことがありません。別名アイヌネギというように北の山菜で、そのまま茎の部分に味噌をつけて丸かじりするとニンニクとネギを合わせたような強烈な香りと味がして美味です。皆、これをねらってるんです。
 そうそう、現場で一風さんにもう一つ美味しい食べ方を教えていただきました。ソ−セ−ジを切る→手元にあるギョウジャニンニクの葉で巻く→食べる→ヤムヤム
 雪解け水が所々谷に流れ込んで、そこにリュウキンカやニリンソウの花が咲いていてほんと綺麗でした。
 リュウキンカの鮮やかな黄色い花が沢山ありました。
 キクザキイチリンソウです。沢山咲いてました。
 シロバナエンレイソウははじめてみました。
 ○○キスミレです。なんだっけ?
 今回、花の中で最大の目的はシラネアオイを見ることです。私は現場でこの花が咲いているところを見たことがありませんでしたが。今回、何本か見ることができました。美しい大きな花です。
 通称、一風の滝ではギョウキャニンニクとシラネアオイのコロニ−が混在しており貴重な風景でした。案内役の一風さん、ありがとう!