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ムツゴロウを食べました (自宅にて 2009.6.17) macさんとじょしゅさんが有明海方面に旅行に行き、道の駅からムツゴロウの素焼きとムツゴロウの甘辛煮を計30匹送ってくれました。 私は、有明海独特の食べ物はワラスボの干物くらいしか食べたことがありませんので、全く未知の食べ物です。値段見ると1匹50円ですが、加工してこの値段なら市場の値段はいくらになるんでしょう??あの1匹ずつムツかけ漁で捕るはずですからもう少し高いと思っていました。 本やネットで調べると、郷土料理やでは刺身でも供されてなかなか美味しいそうですが、最も一般的な食べ方は、新鮮なムツゴロウを先ず素焼きすることが下ごしらえのようです。それから、骨が柔らかくなるまで甘辛く煮付けるか、串に刺して蒲焼きにするのが王道のようです。 私は頭や胴体の骨をそのまま食べる為にガシラのように2度揚げして骨ごと頂こうと思ったのですが、何故かネットで唐揚げはヒットせず、ひたすら蒲焼きと甘辛煮ばかりでてきます。 ということで、甘辛煮はそのまま食べ、素焼きは何も付けずに食べたり醤油を付けたりして食べ、さらに素焼きを2度揚げして食べることにしました。 |
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甘辛煮です。一度素焼きしてから煮てあり真っ黒けで詳しい姿は解りません。 身の方を囓ると結構歯ごたえがしっかりしていて、甘辛がよく合っており食感共々美味かったです。 頭をそのまま囓りましたが何とか食えるくらいの硬さです。中骨も何とか食えるくらいの硬さで、この硬さがいけません。 もう少し柔らかくないと身の美味しさが削がれてしまいます。 1日かけてじっくり煮てもらいたいものです。 |
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素焼きを皿に盛ると尾ひれの色も鮮やかにやや水分が抜けた感じで、香ばしく焼けていました。 |
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ムツゴロウの愛らしいはずの顔もミイラみたいです。 |
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身が薄いですが、これを中骨から剥がして何も付けずに食べるとやや繊維質を感じるかみごたえのある食感から割合と強い旨みがじわりと出てきて、素焼きの香ばしさと相まってなかなか美味でした。いやなくせは一切ありませんでした。 そして内臓の中の卵巣がまたほっこりと美味いのです! しかし、骨がいけません。。頭も中骨も硬すぎて食べられませんでしたから、身と内臓をかぶりつきながら食べることになりました。 そして、醤油を垂らすとこれがベリーグー!美味いのです!骨がめんどくさいけどなかなか素焼きは美味しいです。 甘辛煮より私は醤油を垂らした素焼きの身と内臓をかぶりつきながら食べる方が好きでした。 |
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と言うことで、素焼きを食べた跡はこんな感じです。 |
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骨もさくさく食べたいぞ!ということで、2度揚げしました。 |
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かなり、よく揚げたのですが、頭はさくさく食べられましたが、中骨は何とか食べられる程度にしかなりません。それよりも身の水分が抜けてさくさくなるどころか、強靱に硬くなってしまい、はっきり言って唐揚げはムツゴロウに合いませんでした。 道理で、ネットで検索してもヒットしないはずだ・・・・ 今回、ムツゴロウを食べてみて、改めて有明海独特の魚が食べたくなってきました。 ムツゴロウやワラスボを刺身で食べたい! エツの唐揚げも食いたい。 ハゼクチやミドリシャミセンガイを食ってみたい。。 これらの食べ物はびっくりするほどの美味しさは無いかもしれませんが、現地に行って新鮮なやつを是非賞味してみたい好奇心が沸いてきました。 |