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マヨネーズ持って野に海に (松阪市にて 2009.5.31) 「ゆげの摘み菜: 摘み菜を伝える会 編集」という本をを読んでいると、ツルナをマヨネーズを付けて生で食べると美味という文章がありました。マヨネーズを付けると生で食べられないような野草も食べられるとどこかで聞いたことがあります。 ということで、今日は適当にそこらへんの草で試してみようと思い立ち、実行することにしました。 必要なのはこのマヨネーズのみで、現場で採ってそのまま食べるのですからこれほど楽なことはありません。 |
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とりあえず、玄関の坪庭に植えてあるユキノシタをとってと・・・・何も付けずにちょっと囓ってみたら、、、ちょっと渋いなあ・・・これを生で食べるのは抵抗があります。 |
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マヨネーズを付けておそるおそる、口に放り込んでがしがし食うと・・・・あら!不思議、渋くないし、マヨネーズに味がマスクされてまあまあ食えるではありませんか。 ユキノシタは天ぷらでしか食ったことがありませんでしたが、これはおもしろい! どんどんいろんなものを食うぞー! |
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まだ少し柔らかさが残っている日陰のタラの葉先です。 葉には棘があるので、生では食えません。葉の間の茎を食べると、ウコギ科独特の香りがしてまずまずですがちょっと苦い・・・ |
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マヨネーズをかけると全然苦くない。。まずまずのおいしさですが、香りも無くなりました。 |
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次に、ウドの芽先です。 こいつは生で食べても美味しい。 ウドの香りがしてまだ柔らかい部分は美味でした。 |
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マヨネーズを付けると、本当にばりばりどれだけでも食べられそうです。 美味いです・・・が、沢山付けるとやはり香りが無くなる。 ちょっと付けて香りも残して食べると本当に美味しかったです。 |
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カンゾウタケがあったのでこいつでも試すことにしました。 こいつは生食できる数少ない種類のキノコですが、味は酸味があります。 |
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マヨネーズを付けると・・・う〜ん、すっぱい・・・そのまま食べるより酸っぱいです。 マヨネーズの酢で酸味が増強されたようで、いまいち合いません。酸っぱいやつにマヨネーズは×ですね。 |
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まだ一度も食べたことがない山菜というか雑草のヒメジョンです。 アスファルトの間から道沿いにめちゃくちゃ生えています。 まだ早春の頃に食べようと思っても見分けが付きませんから結局食べずじまいです。 かといって花が咲いてからは食べる人はいません。 茎は強靱になってしまい、そのまま囓れそうなのは花を含めた周囲の茎葉あたりです。 一口囓ると・・・これは苦い!キク科の香りと強い苦みでとても生食できません。 |
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マヨネーズを付けてと・・・あら不思議! 苦みが全然気になりません。あっさりと食べることが出来ました。 マヨネーズの力恐るべし。。 |
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ついでに横に生えていた葛、茎を囓りましたが今の季節のはごわごわして食べられません。 葉を囓りましたが、少し苦みがあり抵抗があります。 マヨネーズを付けると、少しの苦みくらい全然食えちゃいました。 |
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そのまた横に生えていたカラスノエンドウ・・この鞘ごと食べてみましたが、青臭くて硬い・・・マヨネーズをかけると青臭みは薄れ食べやすくなりましたが、鞘の硬さがじゃましていまいち・・・食感まで変わらないから、柔らかいといいんでしょうが。 |
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最終目的のツルナを食すべく香良洲海岸にやってきましたが、あれ?無いなあ・・ここには少しツルナがあったんですがまだ時期が早いかなあ・・・ 他に何かと探していたら、ハマボウフウが沢山あったので先ずはそのままと、だが今の季節葉が強靱でとても生食できそうもありません。 それで花を食べることにしました。 一口・・・強烈なセリ科の癖と強烈な苦みがありとても食べられません。 |
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マヨネーズを付けると、癖はかなり緩和されましたが、どうしても砂が入り込んでいてじゃりじゃりして不味いです。 |
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ハマヒルガオが沢山咲いていました。 この花は確か無毒でそのまま生食できるとどこかに書いてありましたから、何も付けず食べたところ、癖もない代わりに味もほとんどしませんでした。 マヨネーズを付けると味が付いてまあそのまま食べるよりは美味しいかな? |
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ハマエンドウが沢山あったので、つまんでみると、ちょっとこれは青臭いなあ〜・・・マヨネーズを付けると少し改善されました。 今回、マヨネーズで遊びましたが、かなりのポテンシャルがありました。特に苦みや渋みには抜群のマスキング効果がありそうです。 またいろんな植物で遊びたいなあ〜 |