クサギムシも食べました
(2002.7.16 嬉野町)

 クサギの中にもイタドリムシに似た美味しいムシが入っているという話を聞きました。イタドリムシと同じコウモリガの仲間でしょうから、採取時期も今頃だろうと思ってクサギの枝に糞の跡を見つけに行きました。
 イタドリムシはほとんど根本に糞をしていますが、クサギムシはクサギのいろんな部分に糞の跡がありますし、かなりの確率でイタドリの木には糞跡がついています。しかし、クサギは木ですから、太い枝は採取が大変です。手でちぎれる程度の細い木や枝についている糞跡を見つけ、糞の上下の部分を引きちぎって採取しました。
 細い木の根本に糞があれば根っこごと引き抜いたら、根の中に大物が潜んでいる可能性が多いと思います。

 採取した枝に切れ目を入れて裂くと、中ならイタドリムシと同じような虫が出てきました。

 30分ほどで5本糞付き枝を採取し、その中の4本にクサギムシがいましたが、残念ながら大物はとれませんでした。みんな割り箸より少し細いくらいのサイズです。
 私は過去にクサギに太い幹からチェ−ンソ−を使って大人の親指サイズを採取したことがあります。

 じっくり観察しましたが、これはイタドリムシの仲間というよりイタドリムシそっくりです。全く同種のコウモリガかも・・。入っている植物は全然違うのに不思議な感じです。

 今回も炒めて塩を振って食べました。
 味はイタドリムシと違いがわかりません。空豆の味に似ており旨みが強くなんとも美味しかったです。
 しかし、本当の味はやはり人差し指くらいある大物を食べないとわからないだろうし、食べた気がしないです。