クエのフルコ−ス食べました
(2004.12.5)

 かねてから食べてみたかった「尾鷲シ−サイドビュ−ホテル」のクエのフルコ−スを今回家族旅行でにて食しました。
 宿は賀田湾の漁村のこじんまりしたホテルで、夜遊ぶようなところはありませんが、クエ以外でも出くる料理はみんな美味かったです。

 宿に着くと、まず30kgの見事なクエを見せてくれました。

 早速、夜のクエクエクエ・・・

 初めて食べるクエの薄造り・・・身はふぐのような弾力がありしっかりしています。この状態で旨味は強く感じませんでしたが、筋状に身に入ったゼラチン質と脂が口の中で溶けあった食感と、これが甘みにも感じられ美味かったです。

 巨大なクエからわずかしか取れないと言う肝(湯がかず生でした)と、腸・鰓(湯通ししたもののようです)です。腸・鰓は食感を楽しむ感じです。。で、肝は生の割には生臭みが少なく、とろりとしていました。

 こういう魚は、やっぱりあら煮がうまいす! 皮のゼラチンがたまらない!

 今回、HPに掲載されていたメニュ−の中で、一番食べてみたかったクエの塩焼きです。
 厚めに切った身を皮めもパリパリに香ばしく焼いていて、それでいて中ゼラチン質が溶け出す感じでよく火が通っていて、箸で割ると、筋目の部分からぱらりとはずれてゼラチンと脂が溶け出てきました。

 食すと、うまいど−−!! 皮のパリパリ+ゼラチンのねっとり+脂のうまさ+柔らかい食感と薄い塩味で引き立った旨味が・・・ホント美味いなあ〜

 結局、私はこいつが一番気に入りました。

 身と鱗の唐揚げです。鱗はパリパリの食感を楽しむもののようです。
 身は口に入れるとジュ−シ−で塩焼きに似た感じで美味かったです。

 ここまで、ちょろちょろクエが出てきたんですが、鍋になると、どかっと厚く切った身が沢山入りました。これを筋目のゼラチン質が溶けるまでよく煮て、そうするとやわらかい食感で楽しめるとのことです。。。。で、よく煮ると、なるほど鶏肉のような堅さから、箸ではらりと取れるくらい柔らかさになってました。鍋はやっぱりうまいなあ・・

 でも、そのあとの雑炊がもっとうまいんだよなあ・・・ゼラチン質を感じるうまうま雑炊でした。

 し・あ・わ・せ

 次の日の朝は、この宿独特のサ−ビスがあって、宿泊者には無料で、楯が崎周辺の見事な柱状節理を船で見せてくれました。
 この宿は磯渡しもやっていて、その弁当渡しも兼用していましたが、これがなかなか迫力満点。

 陸からでは楯が崎の遊歩道からしか見えませんが、船だと2kmに及ぶ柱状節理を間近にぐるりと見ることができます。周遊船はこの宿以外出ていないとのこと。

 操船している人のガイドによると、熊野古道を見に来た文化庁の人が、日本にまだこんな場所があったとは・・とびっくりしたそうです。

 右側の絶壁は160mあるそうです。

 このサ−ビスはなかなかおもひろかったです。