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コウホネを採取して食す (自宅にて 2014.1.5) ネットの中でコウホネを検索すると、昔はアイヌの人たちの冬の保存食であり夏に干しておくとか薄く切って水にさらすとか、あるいは生薬でありアルカロイドを含み滋養強壮や止血に用いられているとか、コウホネは独特の臭いがあり舐めると苦いとか程度の情報がネットの中でぐるぐる回っており、実際に食したような記事はありませんでした。あまりにも情報が少なすぎです。 |
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コウホネは皮を剥いて茹でてから水に8-12時間さらして、天ぷらか煮物にすると土の香りがする珍味と書いてありました。。この時どれほどの大きさに切るとか何分茹でるのかわかりませんが、とにかく珍味らしいです。 |
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魚の水槽の観賞用にひみつポイントでコウホネを少し取ったときです。寒い中水中葉を目安に・・ |
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引き抜くと1m以上ある根茎が出てきましたが、これはでかすぎるので埋め戻しました。 手頃なサイズを探しましたところ・・・ |
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手頃なサイズが採れました。 |
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花をプラ容器で楽しむ為のものを採ってきましたが、この一部を食してみることにしました。
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スイレン科コウホネ属なので蓮根みたいかな?と根茎を折ると所々不定型な穴が空いてますが、この穴は中から腐ってる?みたいな感じでした。
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根を取って洗うと変わった模様です。。 |
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外側の皮を包丁で剥くとこんな感じです。 |
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どれくらいの大きさに切ったらいいのだろうか?? アルカロイドを除去するには当然薄く切った方が良いでしょうが、それでは歯ごたえも味も香りも飛んでしまう気がします。。 薄めは2mm、厚めは5〜6mmにカットすることにしました。 |
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切った断面はなんか黄色い粒が見えます。 |
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茹でる為に水に入れると、この状態でもみんな上に浮いてきます。 これを水から茹でて5分くらい沸騰させると・・・ |
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こんな感じで底に沈みました。。。これで良いかどうかしりませんがこれを茹で終了としました。 |
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これを水を数度交換しながら12時間水にさらしました。結構水替えすると色が付いてますからアク見たいのがある気がします。 |
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さらしたものです。。。 |
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1番冷蔵庫で置いたら少し黄色みがかりましたが、これを煮付けt天ぷらにします。 その前にこの状態で食してみました。 2mmのものはほんとに味は何にもありませんし香りもありません。歯ごたえは煮た蓮根のようにややしゃきしゃき歯ごたえがありました。 5mmのものはやはりしゃきしゃきした中に味はほとんどありませんが、僅かに苦みがあると同時にコウホネ独特の香りが僅かに残っていました。。この香りを楽しむのなら5mmくらいは厚さが必要かな? 少し胃に重さを感じるのでこの苦みがアクなのでしょうか。 |
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2mmのものは歯ごたえだけで味も香りもありませんから昆布と醤油で薄味に煮ました。 |
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煮汁の味としゃきっとした食感・・・癖は全くありませんでした。 |
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5mmのものは全て天ぷらにしました。 |
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しゃきっとした食感も残ってますし微かな苦みも微かな独特の香り(これは図鑑に書いてあった土の香りか・・)がします。 まあまあ美味しかったですというか、煮てさらしてアクとともに香りも薄くなってしまった感じです。 この香りを楽しむのならもう少し厚く切った方がいいかも。。しかしその分苦みも残る気がします。 コウホネのイメージを一言で表すと「アクが強い蓮根」でしょうか・・・ |