コウボウフデは食不適だった （亀山市にて　2011.9.23） 　今日は、キノコにちょっと早いけど、ねらいはニセマツタケを食べてみたい！と言うことで、久々に里山散策に息ました。 　しかし、あるのは至る所にキクバナイグチとシロオニタケ・・・あとは知らない小型イグチがちょろちょろと、種類が少なくてマツタケモドキは見つかりません。
	尾根の上を歩いていると・・・・あ！　これは私が探し続けていたコウタケではないか！真ん中凹んでるし・・・ちょっと小型だけど、めちゃ嬉しいぞ！
	でも、何かウロコというか傘の毛羽立ちがほとんど無いなあ・・・ひょっとしてケロウジ？？？　（ここで香りを嗅ぐ）あれ？コウタケの芳香が無いぞ。。。。　（少し囓ってみて）げ！めちゃ苦い。。。う〜ん、ケロウジだ。。。紛らわしいかっこしやがって。。ｶﾞｸ
	今日は、何故かルリセンチコガネがめちゃくちゃ地上をはい回っていました。綺麗だなあ〜。。何十匹も見ました。
	中にはこんな赤みの強い個体もいました。色の変化がおもしろいです。
	小さな、沢を歩いていると、動物の足跡がありました。こんなに鮮やか足跡はなかなかありません。水分と土壌と堆積物がないなどの条件が必要です。。アニマルトラックの本によると、これはニホンジカの前足と後ろ足です。画面左が前足です。。こういう偶蹄類は山でよく見るのは、ニホンジカ、ニホンカモシカ、イノシシのいずれかと思いますから、鮮明な足跡さえゲットできれば調べるのは簡単です。。
	次はこれ・・・ちょっと鮮明さが足りませんが、これはイノシシと思われます。副蹄があるのが、イノシシの印です。
	その沢を歩いていると、突如　コウボウフデがありました。　初めて見ました。珍しいキノコのようです。　全然予想していなかったのでラッキー！
	その横には、これから出てくる卵というか壺がありました。
	壺を取ってみると、結構大きな壺でした。これは一つの壺から2本柄が出ている個体です。　変わった形と色ですねえ・・・
	帰ってから、ネットで調べると、だいたい食不適と出てきます。　毒とか・・・食毒不明とは出てきませんから、食べても死なないよね？？　えーい、食べちゃえ。。　　 　いつもながらお断りしますが、これを見て「毒がないんだ」とか思わないでください。私は大丈夫でしたが、あなたが大丈夫な保証は全くありません。もし、コウボウフデを食べるのでしたら、全て自己責任です。当方は一切責任を負いません。 　柄の部分を切り取って、半分に裂いたところです。写真の上が頭・・・胞子嚢です。
	味がストレートに解るホイル蒸ししました。熱を加えると茶色になりました。　そしてホイルを開けた時の香りは、カニを蒸した香りそのものではありませんか！　めちゃ美味しそうな香りです。
	画像の左が壺に近い方、右が胞子嚢に近い方です。　先ずは胞子嚢に近い方を食べると・・・・？？こっこれは・・紙？食感が湿った紙をむしゃむしゃ食べているようで味はほとんどしません。これはイケナイ。砂を噛むではない紙を噛むような感じです。 　画像の左、壺に近い方はキノコの食感はしたが・・・？？旨みが。。とても嫌な旨みが結構強くします、しかも口にまとわりついて離れません。何とか飲み込んでみましたが、口の中に嫌な旨みが残って何とかしたいです。。幸い水でうがいしただけで、嫌な旨みは消えてくれました・・・・ほ。 　総括！　コウボウフデは食不適で異議無し！