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コウガイビルとナメクジの戦い観察しました (津市にて 2007.4.1) 雨上がりの今日、ハルシメジの発生状況を確認しようとうろうろしていたら、ラッキーにもコウガイビルがナメクジを襲っているところに出くわしました。 コウガイビルで検索するとめちゃくちゃ沢山のwebが出てきますが、略してKGBと通称で通っているくらいファン??がいるようです。 一度見たら忘れられないインパクト・・・形は巨大なプラナリアのようで、なんと口は裏側の中央部付近にあり、そこからナメクジ・カタツムリ・ミミズを食べるようです。。。どうやって?? 夜行性なので、昼間にうろうろ目の前に出てきて餌を食べるのは多分珍しいんでしょう。検索したHPの画像も夜の画像ばかりでした。 私が出くわした、コウガイビルは長さ10数cm程度の小型の部類ですが、これが長さ10cm近い大きなナメクジを襲っており、見つけたときにはすでにナメクジの下から1/3位の位置がいびつに凹んでいましたから溶かされて食われたようです。 ナメクジは下半身から大量の粘液を出して動かずじっと食われるがままという感じでした。 コウガイビルの口は前述のように腹側の中央ですから、この状態ではナメクジの尻尾の先端を食べているんじゃないでしょうか??この状態で10分ほどナメクジがじっとしているのが不思議です。 |
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ここで、ナメクジに変化が・・・上半身を動かしはじめて逃げる体勢に入ったようですが、直ぐにコウガイビルはこれを感じたようで、頭をナメクジの先端に向けて動き出し始めました。 |
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コウガイビルの動きは意外に素早くナメクジの上半身に向かって進み出すと、左側からナメクジの口をぴたっと蓋しました。 ナメクジは触角を中に入れてぴたっと動きを止めました。この間、1分ほど・・・ |
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そして、イカリの先端部でナメクジの先端を押さえているのと思いきや、ナメクジの先端を押さえたまま体を反転させ、腹の中央部でがっちり頭を止めました。 それから10分間またそのままの姿勢で、ナメクジは動くことができないようです。 時々ナメクジの体が硬直して苦しがっているようなので、コウガイビルの腹の口で頭のどこかを食べられているのかもしれません。 |
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この襲撃はどこまで続くのだろうと見ていたんですが、突然、コウガイビルがナメクジから離れて行きました。ナメクジが大きすぎて全部は食べられないのか?これで満腹になったのか?真実はわかりません。 |
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コウガイビルが去ってから5分くらいじっとして触角も伸ばすことができなかったナメクジですが、いびつな下半身を引きずりながら元気に逃げていきました。 |
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コウガイビルの方は、堂々と落ち葉の中に去っていきました。 かっこいい〜・・・・気持ち悪〜〜 |