神島散歩
(鳥羽市神島 2001.7.7)

 伊勢湾の真ん中にある孤島、三島由紀夫の「潮騒」の舞台、神島を散歩しました。
 鳥羽佐田浜9:50発定期船で45分で到着しました。
 船着き場から長い階段を登ると八代神社に到着し、そこはゲ−タ−祭りの舞台です。祭りで使用する直径1.5mほどの輪が置いてありました。
 
 1周約4kmの周遊散歩道は潮騒の音を聞きながら、眼下に時々現れる海を横目に気持ちいい散歩道です。
 植生は鳥羽の他の島同様、トベラ、カクレミノ等常緑樹中心でアシタバ、ツワブキ、ツルナ等で構成されています。
 外来植物モントブレチアが大量に咲いたところが神島灯台の入り口です。
 100年以上歴史がある灯台は眺めがよいかわり、ネコのおしっこ臭いです。灯台の下にはネコが20匹程度ごろごろしていて餌をねだりに来ました。
 関西で一般的に見られるオニユリがあちらこちらで沢山咲いていました。
 潮騒のクライマックス監的哨です。昔、砲弾の試射を観察したところです。2階建てコンクリ−ト作り。
 屋上からの眺めは非常に気持ちがよろしい。この周遊コ−スの中で一番眺めが良いところです。眼下に潮騒を眺め、部屋の中には潮騒の音がこだまし続けていました。
 その中のたき火場です。山口百恵がおやりになったばしょです。
 そこを下ると磯場であるニワの浜です。しばし磯遊びです。
 この浜の周辺には沢山ハマナデシコが咲いていました。
 磯遊びしていたらタコが這いだしてきました。しばし遊んだ後、足1本かじり採って海に離してやりました。うにうに動く足の躍り食いは結構美味しかったです。
 そこを抜けると古里の浜です。ここは砂浜で防潮テトラがありますが、外海は薙いでいるのに波は結構強く、かなずちの私は直ぐ土左衛門になりそうです。土曜日にもかかわらず広い浜に1組だけ海水浴客がいました。

 浜にはハマグルマが咲いていました。

 港に戻って約2時間船待ち(出航15:30)です。昼食は食事所「岬」にて岬定食(クロダイの刺身、シッタカの塩ゆで、ウマズラの煮物)2000円を食べ、船着き場近くで釣りをしている人を観察です。サビキの上に浮きを付けて投げる釣り方で、シマアジ(30cmくらい)を釣り上げていました。おじさんが手に持っているのがシマアジです。
 こんな漁港の最奥部でシマアジが釣れるとは、さすが孤島・・・今度は竿をもってこよう。