ジュンサイ採り
(明和町にて 2004.5.3)

 ジュンサイと言えば瓶詰めのやつしか食べたこと無いので、一度自分で採って新鮮なやつを食べてみようと思っていました。そこにジュンサイのある池が有る場所を聞いていたで、ジュンサイ採りの時期(5から6月)になり、新芽を採りに行きました。
 ジュンサイ採りというと池に浮かんだ状態で採取する映像をTVで見ていたので、キス釣り用のゴムボ−トを持っていきました。しかし、現場に着くと池の水が少ないせいか、ご覧のように岸際までジュンサイがあり、ゴム長だけで充分収穫可能でした。
 ジュンサイをかき分けると直ぐにくるりと巻いた新芽を見つけることが出来ました。ジュンサイの葉の裏は赤くて茎や葉の裏はぬるぬるしており、収穫しながらロ−ションプレイしているような感じです。ぬるぬるは新芽に一番厚く覆われていました。
 新芽のつている茎に指で圧力を加えると、プチと音がして簡単に収穫できました。
 ゴム長で届く範囲にいっぱい新芽がありました。
 新芽の中でも小さい物がぬめりが一番厚くて、うまそうな感じがします。丁度瓶詰めで売ってるくらいのサイズ・・・
 1時間収穫しましたが、これがなかなか溜まらない・・・最初は小さい新芽だけ選んでいましたが、なかなか溜まらないので少し大きめの物まで収穫しました。1時間で約200mlの収穫、ジュンサイは高いはずだわ。
 ヌルヌルは多糖類が池の水を抱え込んでいるものとおもわれます。従って、加熱は十分にしたいですが、本にはさっと湯に通して歯ごたえを楽しむとありました。
 採ってきたジュンサイの泥を洗おうと、水道水で何度も洗ってざるで水切りしましたが、洗っても洗ってもざるの下に長さ1cmほどの髪の毛ほどの太さのミミズのようなやつがざるの下から出てきます。。。。何でしょう??・・・この時点で少し食欲減退・・さっと湯通しする考えは頭の中から消えて、2から3分しっかり沸騰殺菌殺虫することにしました。この際味は二の次です。
 加熱すると赤みが無くなり薄緑色に変色しました。これにユズポンをかけて食しました。。。味は瓶詰めのジュンサイとほとんど変わらず、無味無臭に近いです。歯ごたえは口の中でぷちぷちと歯切れが良くてユズポンの風味とマッチして心地よいです。
 あの細長いやつを見なければもっと湯通し時間を短くして、ジュンサイ本来の味がしていたのかもしれません。