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郷愁のイナゴ捕りとイナゴ料理 (松阪市にて 2010.9.18-19) 稲作文化のひとつ・・・イナゴの味が忘れられつつあります。 私の親の世代はだいたい食べていたはずです。私の子供の頃は、食べた経験が微かにあります。 最近は、長野県や岐阜県の道の駅に寄ったとき、イナゴの甘露煮な時々売っており食べました。。 そうです。 イナゴは稲の子・・・日本人の食文化ですが、これが消えつつあります。 お友達のKOHさんが、今でもイナゴの甘露煮を作って食べているということなので、作り方を教えてもらって、自分で捕獲して作ることにしました。 近所の山間の稲刈り後の田んぼにイナゴ捕りに行くことにしました。。 昔は、稲刈り後、冬までそのままにしておく田んぼが多かったのですが、稲刈り後今は直ぐに耕してしまうので、生き物には生息時間が少なくなっているんじゃないでしょうか? 昔はもっと、稲刈り後にカヤネズミの巣があったような気がします。 |
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山間の田んぼの近くにはいろいろ生き物が居ます。 子供の頃、こんな刈り跡の田んぼでよく遊んだな・・・と記憶がよみがえってきて懐かしいです。 |
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田んぼの畦にはツリガネニンジンの花があったりして・・・ |
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ここが、今日の遊び場です。 田んぼの畦草にも居ますが、開放的な刈り跡が好きです。 |
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ここでは、アマガエルやイボガエル、それと最近少なくなったトノサマガエルも沢山居ました。 |
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イナゴはどんくさいので、たもで押さえれば、簡単に捕れます。 ひたすら上にぴょんぴょん跳ね登ってくるので、逃げることもありません。 |
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見まごう事なきイナゴです。。 一時間くらいゆっくり歩いて、20匹くらい捕りました。 途中から、たもを使わず手で捕りました。 老化防止には丁度いいです。 |
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これもイナゴ??模様が違うような・・・・ |
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これも、イナゴのそっくりさん。 その他、チキチキバッタやトノサマバッタ、エンマコオオロギなど懐かしい面々が居て楽しいです。 |
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かごに入れたままガレージの物干し竿に釣って、1日糞だししました。 早速、交尾する奴がいたり・・ |
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1日後、、、結構糞をしていました。 |
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とりあえず、おとなしくなってもらう為に熱湯をじゃばじゃばと・・・一瞬でおとなしくなりました。 |
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色がちょっと赤っぽくなりましたねえ。。 |
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後ろ足の関節の継ぎ目くらいから、鋏で切り取ります。 |
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羽をむしって、他の足も適当にとって・・・ |
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ああーーーめんどくさい。。20匹でも結構めんどくさいです。 |
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本体は、水分が完全に無くなるまで、煎ります。 じゅわじゅわ音がしなくなるまで、10分ほど煎りました。 |
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KOHさんによると、この煎った段階で、食べるとかなり美味いらしいので、一つ食べてみました。 水分が抜けて味も食感もまさに干しエビそのものです。 ああ、確かにこれは旨みが結構あって、さくさくと美味しい。。。 |
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えーと、最終的には甘露煮ですが、嫁からこの曲がったフライパン以外使わないように・・・ということで鍋の使用を禁じられましたから、同じフライパンで甘露煮を作ることにしました。。 えーと、酒に砂糖に醤油適当、、入れてぐつぐつと・・・・・ う〜ん、直ぐに水分が無くなって僅か5分で甘露煮が出来てしまいました。。これ以上煮ると焦げてしまう。。。 |
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味見タイム! これは・・・味が全然染みていない・・・食感もかりかりしています。やっぱり、煮る時間が少なすぎたか。。これなら、煎ったまま食べた方が美味かったような。。 ということで、これをおばばに食べさせて郷愁に浸らせてあげよう。 |