ハナイカダの菜飯など食べました
(津市〜松阪市にて 2006.4.16)


 今日は、毎年恒例の<ヤマウド採りたてその場で丸かじり>と、<サラシナショウマ>と、<ハナイカダの菜飯>を食するため津市から松阪市を半日車でドライブしました。
 本当は、ウコギやミツバウツギの菜飯を食べてみたいんですが、見つけることができないのでどこにでも良く生えているハナイカダの菜飯(山菜本によると昔からよく食べられていたとのこと)をまず体験することにしました。

 先ずは津市にあるヤマウドのマイポイントに行ったら、採り頃のがでておりました。

 ナイフで皮をこそげとり、何も付けずに一囓り・・・・う〜んんんんんん、爽やかな甘さと清々しい香り! 今年も食せて幸せ幸せ。。

 このポイントを見回すと、トトキやワラビもあったのでついでにゲットしてきました。

 松阪に移動して、道に車を止めてふと横を見るとハナイカダの若芽があったので一掴みほど採取しました。

 目的の一つサラシナショウマの若芽です。 昨年の花の位置を覚えておいてゲットしました。

 茹でる用の山菜です。 左からヤマジノホトトギス、トトキ、ウドです。

 「山で美味いはトトキ・・」の言葉通り旨みの強い美味しい山菜でした。 ウドも清々しくて美味。。。
 以前食したヤマジノホトトギスは確か香りはかすかにキュウリのようで非常にみずみずしい山菜のはずですが、今回は少しごわごわして美味しくなかったです。。今回採取したやつは日向ですでに大きく生育してごわごわしたやつだったからだと思います。。ヤマジノホトトギスは日陰でまだ非常に柔らかい小さな芽を採取する方が美味しい気がします。

 天ぷらにする皿です。左からワラビ、ウドの葉先、右上がサラシナショウマ、右下がヌルデです。

 天ぷらは低温でなく中温で揚げてしまったので、少し揚げすぎて持ち味をスポイルしたかもしれません。。ワラビのぬめりとこく、ウドの香りは流石に美味かったです。
 サラシナショウマは、本によると茹でてさらしても青リンゴのような独特の臭いが残ると記述してありましたが、天ぷらにすると香りもなく味に癖もなく少しパリパリした特徴のない味でした。
 意外だったのは、前回天ぷらにして非常に美味しかったヌルデですが、ぼそぼそ感はそのままで、旨みとこくがあまり感じられず酸味を少し感じました、、前回と同じ木から採取したので不思議です。こいつは揚げすぎは禁物のようで、本当に芽吹きたての芽じゃなきゃ美味しくないのかもしれません。低温で揚げましょう。

 さてハナイカダの菜飯です。 ハナイカダを水で洗って良く包丁で刻み塩をたっぷり降ってで数分揉みました。揉むほどに水分がしみ出してきます。

 それを絞ったらほんの少しになりました。 これを熱々ご飯の上にぱらぱら落として混ぜ混ぜします。

 鮮やかな緑です。 香りをかぐと・・・少しだけ青臭い香りかな??少なくともウドやコシアブラや芹のようないかにも山菜と言った香りはしません。。 味は・・・少し柔らかな酸味がしますが生のはずなのに癖がほとんどありません。。癖がないのでパンチはありませんがまずまずの美味しさでした。
 どこかで食べた感じににてるなあ・・・とよくよく思い出すと、これはヒノナの漬け物をみじん切りにしてご飯に混ぜたやつによく似ています。。 ウコギやミツバウツギで菜飯やりたいなあ。。。