冬の野草食べ比べ
(津市にて 2007.1.20)

 本日の予定は、本当は冬眠中のカエルを採取して食すことでしたが、見つけられず、タンポポや春の七草探しに切り替えました。 両生類をほとんど絶滅寸前まで追い込むような病気がとうとう日本に入ってきたので早くカエルを食べておかねば・・・・いやいや、今日はまだ食べていない冬の野草探しです。

 田圃を歩いていると春の七草のひとつハハコグサ(おぎょう)がありました。
 また春の七草のひとつハコベ(はこべら)がありました。
 こいつは、以前に天ぷらで食して失敗しているので、今回はお浸しにて再挑戦です。
 またまた春の七草のひとつコオニタビラコ(ほとけのざ)←多分、がありました。
 時が経つにつれて、私の頭の中で「多分」はいつの間にか無くなり、「絶対コオニタビラコ」に変わってしまいました。。。。。大丈夫だいじょうぶ
 あまりにメジャーなタンポポ・・・今まで避けていたのかもしれませんが、今回初めて食すことにしました。 こいつはセイヨウタンポポ??
 食毒不明、オニノゲシです。
 なんとなく背格好が美味しい山菜ベニバナボロギクに似ているし、冬でもちょっと暖かいとで〜んと生えているので、え〜い、食べちゃえ。。。。
 ユキノシタです。
 今まで天ぷらで食べたことがありますが、揚げすぎてぱりぱりになって味がよくわからなかったの再チャレンジ採取です。
 食べたこと無いものばかりだと食味の尺度がわかりにくいので、標準品としてアザミを採取していきました。
 この日は、その他、ノビル、ミツバ、ウシミツバ、ヨモギなどまずまず美味しい山菜もありましたが、品数が増えすぎると比較に面倒なのでこのあたりで採取はやめました。
 カエルが欲しかったなあ〜
(お浸し)
 上から時計回りに、コオニタビラコ、ハハコグサ、タンポポ、オニノゲシ、ハコベです。
 七草の評価・・ハコベ:食感は柔らかく、癖のある香りは無く、苦み無くやや甘みがあり旨みが強く美味しい。
          コオニタビラコ:食感はやや繊維質、苦みが強く旨み少なく不味い。天ぷらの方が良いと思う。
          ハハコグサ:食感は異様に繊維質でガムをかんでいるよう、旨み無く少し青臭く非常に不味い。
 タンポポ:食感適度、苦みが強いが旨みもある。苦みで不味い。
 オニノゲシ:食感はしゃきしゃきと気持ちがよい、苦みがやや強く旨みが少ない。不味い。

 1(不味い)、3(ふつう)、5(非常に美味い)でお浸しを比較すると、
 ハコベ(3.5)>>コオニタビラコ(2)>タンポポ(1.5)=オニノゲシ(1.5)>ハハコグサ(1) という感じでしょうか。。

 ハハコグサを七草粥に入れると不味くなる気がします。
(天ぷら)
 右上から時計回りに、タンポポの葉・茎・花、アザミ、ユキノシタ、ッハコグサです。
 タンポポ:お浸しと全く感じが変わり、苦みがかすかになり、強い甘みがありキク科の香りがあり美味しい。
 アザミ:癖が無く、少しの甘みと旨み。
 ユキノシタ;食感はやや繊維質ともちもち感が同居して、味はかすかに苦みがあり、かすかに甘みがある程度。
 ハハコグサ:食感は綿質強く悪い、味らしきもの無く不味い。

 タンポポ(3.5)>アザミ(3)>ユキノシタ(2.5)>>ハハコグサ(1.5)

 タンポポは天ぷらで美味く、ハハコグサは煮ても焼いてもその繊維質で不味いでしょう。