スズメを食べに伏見稲荷へGO! （京都府伏見にて　2012.3.11） 　遙か40年ほど前、親父の会社の従業員旅行で信州に行ったとき、夜のメインディシュが雀の丸焼きだった。　大皿に何十羽も盛られた雀の丸焼きを前に我々一同唖然とした覚えがある。　そう、われわれ三重県人には雀を食う習慣が無いのだ。　 　あれから、40年・・・何気なくネットを見ていると、伏見稲荷の参道は雀の丸焼きが名物であることを知ったでした。　丁度、おちょぼ稲荷の名物が鮒味噌のように昔から伏見稲荷と言えば雀の丸焼きとくるようです。 　ネットを調べていくと、国産雀の狩猟期は冬で、猟期は2月で終了しているみたいです。　もしあっても、冷凍物でしょうが、せっかく京都まで雀を食べに言って無かったらショックなので、一番有名なお店「稲福」に朝電話して、雀があるかどうか確認してから出発しました。
	伏見稲荷の無料駐車場がいくつかあって、休みの日でも空いているようですが、バス用駐車場しか電話がないのでこの電話番号を入れて先ずはバス用駐車場に行き、そこで乗用車用駐車場を教えてもらいました。　場所は県立伏見工業高校の真ん前。いいですなあ・・・京都に来て駐車場に苦労しないてのは・・そこから、参道のお店や通りを10分ほど歩くのもなかなかいいです。　参道にいっぱい怪しげな焼鳥屋がわらわらとあるのかとわくわくしていきましたが、そんな感じじゃなくて、生八つ橋やせんべいやなんかごくありふれた土産物通りでした。
	お店や通りの一番稲荷に近い場所に「稲福」はありました。　この店の直前にも焼鳥屋がありましたが、そこでは「スズメありません」の断り看板？がありましたが？？
	店にはいると、べっぴんのお嬢さんが何になさりますか？　　と一撃です。。　とりあえず、あなたを・・あわわ。。。　 　メニューを見ると国産スズメ500円、ネット情報によるとスズメはばりばり食えるけど、うずらは骨は食えないので骨抜きを頼むのが無難とのことで、スズメとうずらの骨抜きを注文です。 　ここまで来たんだから、お土産に1匹スズメ下さいとべっぴんさんに訪ねると。。。それはなりません・・・へ？
	メニューに書いてありました。今シーズン不猟に付き、お一人様1羽限りでお持ち帰りはダメ。。なるほど・・・調べてから来て良かった。　しかし、伏見稲荷からスズメを取ったら何が残るねん！
	さて、間もなく出てきたスズメは・・・小さい・・・人差し指の長さもありません。その気になれば二口で食べてしまいます。
	よく焼いてたれがかかっています。確か君はスズメだね。
	はて、一番硬いと思われるくちばしからぱりぱりいきました。　あれ？抵抗なくばりばり食べられるぞ。。これなら、確かに丸ごと楽に食べられそうです。
	次に頭を囓って脳みそを賞味です。。予想では鱈の白子味に近いかな？と思っていたんですが。。これはレバーみたいな味です。。いまいち。。
	次に期待して、胸肉周辺です。　濃くて旨みの強いシャモ肉を期待したのですが。。。これもレバーみたいな味です。。。いまいち。。
	あまり期待していなかった、足を含めた下半身です。　　おお、これは所謂鶏のもも肉と似た味ではないか！まあまあ美味かったです。 　しかし、京都伏見スズメツアーは意外なほどあっさりと過ぎてしまいました。
	うずらは子供の頃飼っていましたが、食べるのは初めてです。スズメより随分とボリュームはありますが、それはあくまでもスズメに比べてです。　鶏のもも肉半分のの半分くらいの量でしょうか。。。。しかし、味は鶏を濃くしたような味でなかなか美味しかったです。
	さて、目的は達成したので、ついでに伏見稲荷観光です。。　真っ赤です。　おびただしい鳥居の数と賽銭箱の数です。　至る所に賽銭箱屋があって集金マシーンのようです。
	鳥居も一種の賽銭箱です。　一番小さいのが17万5千円。一番大きいのが130万2千円とのこと。　集金しながら観光場所が出来ていく一挙両得のシステムです。
	寄付した鳥居の裏には自分の名前が書けます。　一番大きな鳥居で一番前にかざってあったのは、なんと悪の巣窟　電通・・・あんなに悪いことしとるのに、なんのためにこんなことしとんの？？ 　横で、ノーテンキな男子学生が、「流石、電通や」と言っておりました。。。日本の将来は暗いぞ。
	三重県は少ないですが、ちっちゃな鳥居のなかにしっかりと、この方が・・・超ローカルですが、、、。
	なんかおもしろいものはないかと、うろうろしていたら、きつね絵馬というのがありました。　誰かおちゃめなやつが何かエッチな絵を描いていないか、探しましたが、みんなことごとく真面目な顔しか描いていません。。　ここはひとつ500円払って、書くことにしました。。
	一番目立つところに掛けてきました（笑）