ドンコ食べました
(2003.1.18 滋賀県野洲川水系)

 ドンコは最大25cmほどになるハゼ科淡水魚です。私は30年ほど前に食べたことはあるんですが全く味の記憶がありません。そこで今回、捕獲して食べることにしました。願わくば大物が捕獲したいものです。
 ドンコは滋賀の地方名がコジキマラ・・・にわかには信じられない名前です。
 ドンコは巣穴に卵を産み付けて親が守りますが、ムギツクに託卵される可哀想な魚で、ムギツクいるところにドンコがいます。
 今日はこの小さな流れ混みの下に溜まった落ち葉に潜んでいると思われるドンコをたもでがさがさしました。

 10cmほどの中型です。この日は大型ねらって場所を替え、探したのですが結局中型1匹、小型数匹でした。

 ここにはアブラボテも沢山います。

 小型のムギツクが数匹捕れました。水槽で見るぶんにはペンシルフィッシュそっくりで愛嬌あります。
 この日はその他、カワムツ、フナなどが捕獲できました。

 大型が捕獲できたら是非塩焼きで味をしっかり確かめたかったのですが、塩焼きには小さいので、中型は煮付け、小型は唐揚げにしました。カワヨシノボリも同時に捕獲できたので、唐揚げの味を比較することができます。

 左のスマ−トなのがカワヨシノボリ、右のずんぐりしたのがドンコです。これだけ小さいと味は対して変わらず、美味ですが、カワヨシノボリの方が頭が小さい分骨が柔らかく、全体に脂がなじんで同じように揚げても香ばしくてほんの少し美味しいかな・・・逆にドンコはずんぐりしているので肉の感じが残っています。肉は旨みがあり美味しいです。

 煮付けは肉離れがよく、白身の中にも旨みがあり川魚の臭みはなく美味でした。身はべしゃつかず歯触りもまあまあ・・・ただし、肝は少しほろ苦く美味とは思えなかったです。
 大型が捕れたらリリ−スするのは勿体ないです。是非賞味するべきだと思います。
 さて、魚食独断に味評価を載せるには大型を食べてからとします。