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バラの花を食べました (2014.5.11:自宅にて) 昨晩友人から電話があり、「昨年仕事でジャム作りの為食用で有名なバラを植えたが今年は使わないのに沢山が花が咲いているので食べてみないか?」とのこと。 バラは味はともかく農薬がかかっていなければ食べられると思いますが、食用バラとはいかに?と思って検索すると、いろんな人がいろんな品種を自分勝手に食用としてインターネット販売していました。。これは一体・・・ 友人にもらった品種は「イヴビアッチェ」・・・1983年フランス創出HTで、巨大輪でひときわ強い芳香を有するとのことです。 この花を売るHPには香るバラの女王といわれている「イブ・ピアチェ」は世界で一番美味しいといわれているフレグラントローズ とのことです。 |
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「イヴビアッチェ」と比較するものがないと、本当に美味しいかどうか解りませんので、今日の時点で庭に咲いているばらを摘んできました。 「イヴビアッチェ」、「グラハムトーマス」、「イエローメレンゲ」、「クィーンオブスウェーデン」です。 「グラハムトーマス」も結構大きい花と思いますから、「イヴビアッチェ」がいかに巨大かです。 これらの品種には芳香があります。 「グラハムトーマス」は甘くて比較的強い香りですが、「イヴビアッチェ」はきつい香りです。まだ花が咲いてきませんが、我が家の庭にある一番強い香りの「ラローズドモリナール」は典型的な香水の香りですが、「イヴビアッチェ」はそれとも違います。 高校生の娘にこの香りは何か?と訪ねたら「入浴剤の香り」とのこで、なるほどバスクリンの香りそのものです。 |
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外側に近い花びらを生食してみることにしました。 左から「イヴビアッチェ」、「グラハムトーマス」、「イエローメレンゲ」、「クィーンオブスウェーデン」です。 |
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「イヴビアッチェ」の食感はばらの花ですから、少しぼそっとしてます。味は先ず苦みが来ますが少しです、それから少し旨みがあり花の付け根あたりは甘みがしました。そして、この花びらの味の特徴は香りがいつまでも口の中に残っていることです。これはなかなか楽しいです。 「グラハムトーマス」は、少しの苦みと少しの甘みががあり、青臭い香りの中に甘い香りが少しだけしました。 「イエローメレンゲ」は、強い苦みのため口に長く入れておられず食用には適さないようです。 「クィーンオブスウェーデン」は、苦みが少なく、酸味と旨みがあり食べやすい感じでした。 品種でこれほど味や香りに違いがあるとはびっくりです。この中では確かに「イヴビアッチェ」は優れた食用バラと言えると思いました。 |
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同じ「イヴビアッチェ」でももう少し開いて白みが出てきた花びらを食べたところ、苦みが薄く穏和に出旨みがあり食べ約買ったですし、香りも強く素晴らしかったです。 |
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ぼそつく食感の改善や苦み抜きができないかと、熱湯で30秒だけ軽く茹でました。 確かに食感は良くなりましたが、苦みがきわだち旨みと香りが消えました。これが×です。熱を加えるならジャム作りのように徹底的にやるほうが良い気がします。そうすると、この素晴らしい香りがどうなるかわかりませんが・・・ |
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翌日友人が「イヴビアッチェ」のジャムを作ったと家に持ってきてくれました。 とても透き通った美しい色・・・早速パンに塗って試食です。 |
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花びらの食感がキュロキュロと心地よいです。香りは飛んでいるかと思いきやしっかりと残っており、控えめな甘みの味付けとゆるいペクチンのとろみと相まって、かな〜り美味しかったです。。これは売っていれば買いです。なかなかやりますなあ。。。 子ども達も美味しい!とばくばく食べていました。 色と香りと食感が良いです。 |