魚遊独断

ナ、ハ、マ、番外行


ナマズ

 三渡川に注ぐ農業水路の小川では、夕方から夜にかけて巨大なやつがたくさん釣れる。
 田植えの頃、用水沿いの田んぼに入って大暴れしているので嫌われる。 


ニゴイ

 雲出川水系の川でカマツカを狙って投網を投げていると、かわいいのが時々かかる。
 宮川では大きいのが大量におり、鮎を食べるため嫌われているそうだ。


ブル−ギル

 これを水槽で飼うと、非常に人なつっこくいつも餌をねだって正面を向いている。
 姿もスズメダイのようでけっこう綺麗。すごく丈夫で少々のことでは死なない。
 同じサンフィシュ科のブラックバスとは大違いで、水槽で飼うと楽しい。


ボウズハゼ

 口の吸盤で壁に垂直にへばりついている姿は奇妙。
 新鹿海水浴場に注ぐ小川で見られる。
 珪藻を食べているので飼ったことはない。


ムギツク

 ドンコの巣に託卵するので、ドンコと同じ所にいる。
 3cmほどの幼魚はペンシルフィッシュそっくりで、水槽で飼うとホバ−リングしながら水槽の壁にキスする。
 このとき思いの外「パチン」と大きな音をたてるので驚かされる。
 何とも愛らしい魚で、野洲川水系で採れる。


メダカ

 頭のブラックラインとスカイブル−の瞳は、熱帯魚に引けを取らない美しさ。
 いるところにはたくさんいるので、絶滅危惧種とは信じがたい。


モツゴ

 子供の頃近くの池にフナ釣りに行くと、口のまわりに追い星のような突起を持つモツゴが良く釣れた。


ヤリタナゴ

 タイリクバラタナゴの次くらいによく見かける。
 少し大きめなのであまり飼う気にはならない。
 小俣町の小川で瓶ずけすると大量に採れるそうな。


アカテガニ

 海岸近くの畑に巣を掘って大量にいる。
 子供の頃古火鉢に土を入れて、釣ったフナを餌に飼っていた。


イシマキガイ

 熱帯魚ブ−ムの時、こいつを水槽に入れるのが流行ったことがある。
 五ヶ所湾に注ぐ川の河口から少し上流で、こいつがびっしりとくっついている。


スジエビ、ヌマエビ

 川でたもを入れていると、よく採れる。
 感じでは、スジエビ1000匹にヌマエビ10匹、ヤマトヌマエビ1匹くらいの頻度か。
 水槽で飼うといつの間にか死んで魚の餌になっている。
 水質に敏感なようだ。


スッポン

 時々農業水路のようなところで見かけるが、近ずくと思いの外敏捷に逃げていく。
 五十鈴川で鮎の切り身を餌に夜釣りをしたとき、5kgクラスの大物が釣れた。
 銭亀クラスのやつを飼ったことがあるが、半年間餌も食わずに生きていた。
 噂どうりすごい生命力。


テナガエビ

 三渡川に注ぐ小川で、ナマズ釣りをしていると時々かかってくる。
 ザリガニのようにそのままつり上げようとすると、水面で落ちてしまうので、たもを使って慎重に取り込む。
 ゆでると結構美味しくいただける。


ヨウジウオ、タツノオトシゴ

 松名瀬海水浴場で大潮の干潮時、アマモ場に入りたもですっくっていると、アイナメやメバルの幼魚に混じって時々採れる。
 プランクトン食なので飼ったことはないが、ユ−モラスなので飼ってみたい。