魚遊独断

ア、カ、サ、タ行


アカザ

 時々川の底をたもですくっていると採れる。
 水槽で飼っても夜行性なのでおもしろくない。


アブラボテ

 茶色っぽいタナゴで、瓶ずけで嫌と言うほど採れる。


スミウキゴリ

 安濃川河口でたもを入れているとよくかかる。
 比較的中層を泳ぐハゼの仲間だが、ハゼ特有の愛嬌さにかける。
 目が怖い。


ウナギ

 近くの小川で夏、鮎の切り身で釣れる。
 7時頃に釣れる確率が高い。


オオウナギ

 引本湾で釣りをしているとき60cmサイズを2匹釣ったことがある。
 漁師に聞いたら、皮が固くて食べられないとのこと。
 それで海にほってきたが、一度食べておけば良かったと後悔している。


カダヤシ

 メダカに似るが、尻鰭が違うし、メダカのがかわいい。


カマツカ

 水槽で砂を入れて飼うと、砂を吸うユ−モラスな生態が観察できる。
 冷凍赤虫ではこいつを長く飼うことができなかった。
 小さいのはすぐ死ぬし、大きいのも痩せていってしまう。
 水族館のは丸々しているが、なにを食べているんだろうか。


カムルチ−

 子供の頃、瓶ずけで5cmサイズのを採って、水槽に放しておいたら次の日には他の魚の尾鰭がみんな無くなっていた。
 小さくても凶暴。


カワヨシノボリ

 どこの川にもいる愛嬌者。
 オス同士を水槽に入れて戦いのダンスを見るのは楽しい。


ギギ

 夏の夜、宮川に鮎の刺し網漁に乗せてもらった時、大きなギギがかかった。
 物の本によると、ネコギギしかいないと書いてあったが、明らかに長いギギの顔。
 よせばいいのに同乗したおじさんがつかんで刺された。
 寒気がするほど痛かったそうな。


シマドジョウ

 流れの速いところにシマドジョウ、よどんだ所にドジョウがいる。
 水槽で飼うにはこちらの方が綺麗でよろしい。


ズナガニゴイ

 水槽に珊瑚砂を入れて、こいつを飼えば、海のシロギスそっくりでおもしろい。


タウナギ

 近くの小川にウナギ釣りに行って大きなタウナギがかかった。
 丸くて巨大なミミズのような体型で相当気持ち悪かった。
 中国では食べるそうだがとてもそんな気になれない。


ドンコ

 川でカワヨシノボリの次くらいにポピュラ−なハゼ。
 こちらの方がずいぶん大きくなる。
 ムギツクちゃんに託卵されるし、地方によっては「こじきまら」などと呼ばれたりもするかわいそうな魚。