志摩和具 ヤダヤ商店 (07.8.29) 志摩和具漁港の近く、太平洋側の和具漁港と英虞湾側の和具をつなぐ道沿いにあります。 朝に行くと死後硬直したような新鮮な魚があるとZaさんに教えていただきましたが、今は午後1時です。画像のこちら側の建物は八百屋で向こう側の建物に魚が置いてあります。 |
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店に入ると、冷蔵だながない・・・氷を敷いたうえに雑然といろいろな盛りがあり、価格は港直通だけあって非常に安いですが、今は真夏です。。。その雑然とした魚の鮮度は今朝市場に上がった新鮮な物からう〜んと考えるくらいの物まで入り交じっています。売り方は、このように棚に並べた皿と氷を浮かべたトロバコの魚がメインでした。 店の人に聞くと「朝はいいのがあったんですがねえ・・・」とんことで、やはり朝ねらいのところのようです。それにしても、もう少し鮮度保持をなんとかしてもらいたい・・・今は夏ですよ! 時々軽トラで来ては魚を仕入れにきて奥から主人がトロバコを出して売っているようなので、私の想像するに、ここは注文販売してそのトロバコの余りを消費者に販売しているのではないでしょうか? この日、皿やトロバコにあったものは大判カツオ、シズ、シオ、ヤイトカツオ、マルソウダ、ホウボウ、タチウオ、イサキ、エソ、キュウセン、アカイカ、アヤメカサゴ、アカイサキ、ガシラ、フクラギ、マダイ、アラハダ、ウルメイワシ、ミルなどでした。 |
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いずれも港直結の安さでした。 | |
イケスは1本申し訳程度・・・サザエ、オオアサリなど | |
この日の商品で私が興味をもったのが、イサキといっしょに入っていた35cmクラスのムツです。 主人に「これ、刺身でいける?」と尋ねたら「う〜ん、う〜ん、昨日仕入れたはずですが。。刺身はう〜ん」。。。。(昨日からこの状態なら刺身OKと思うんですが、何かひっかかる部分があるのでしょうか?) パス! | |
これはでかい! 40〜50cmクラスのアジですが、マアジならこれくらい大きいと扁平になるはず・・・。主人にこれは、「マアジ?マルアジ?」と尋ねると、「このあたりではクロアジて言うんですがねえ。。正式な名前は何でしょうねえ。。う〜ん」。。(私はこのとき知りませんでしたが、回遊性で黒くスマートになるタイプのマアジをクロアジと言うそうです) | |
入り口に、これがメインとばかりに、その名もずばり「ケンケンかつお」が売っていましたr。私は、ケンケンカツオの名に惹かれて主人に言いました「ここで、刺身ならこのケンケンかつおですかねえ?」。。主人「そうですねえ・・でもそのカツオ脂のっていませんよ」(え?この人は商売する気はあるのだろうか?) | |
しびれを切らし 私「ここにあるもので、今日港にあがったものはなんですか?」 主人「アラハダとシオあたりです。」 私「そのでかいアラハダ1本いくら?」 主人秤に乗せて「300円です。」 ・・・安い。。私「それください」 結局、この日私が買ったのはこのトロバコに浮かんでいたアラハダとアカイカ(昨日あがったと言っていたが)でした。 帰ってからアラハダを刺身にしたら、鮮度抜群で美味かったが、アカイカがいけない・・・イカだからいいかと思って買ったが、トロバコの中で氷に入っていたのではなく皿一盛りで売っていたのを思い出した。。。少しにおいが気になり、刺身ではなくバター炒めとなりました。。 もう少し鮮度保持なんとかならんものでしょうか・・・ |
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もうひとつ見てはならないものを・・・小さな刺身棚にはツバス、カツオ、マダイの半身が表面が乾いた状態で並べてありました。 このお店は、確かに港直行で非常に安いですが、Zaさん曰く「午前中に行った方がいいですよ。」の言葉通り、その日にあがった超新鮮な魚だけを目指して行くのいい気がしました。 主人に聞けば、今日あがったものかどうか教えてくれるので、客に優しいお店といえるでしょう。 |