gss-iw1.jpg (28966 バイト)

尾鷲 岩崎魚店
(2008.2.17)

 Zaさんから尾鷲でキテイル魚屋を紹介していただきました。 42号線尾鷲庁舎を過ぎて直ぐの信号を左折して50mくらい走ってホテル望月横にそれはありました。間口奥行きともそれほど広くないのに、その魚種の豊富さと置いてあるものに目を見張りました。こっこれは一体・・・なんという魚屋なんだろう。この他に類を見ない品揃えはどういうことでしょう。。
 店の前で、暫し感動して「すごい!すごい!」と叫んでいたら、店の若い兄ちゃんが一言「うちは通向きの店やからねえ・・」と一言言い残して忙しそうに去っていきました。 かっこいい〜
 店の前に干物や鮮魚がばらばらと全く値段も書かずに雑然と置いてあります。店の中を覗くと、中の方が置いてある魚が少ない・・・小さな水槽4〜5本に貝類中心に魚少々と言ったところですが、この少ないスペースにしては魚の種類が多い!

 Zaさんによるとここは底引き網の変わった魚が置いてあるとのことですが、確かにそれが最大の特徴でしょう。

gss-iw2.jpg (37088 バイト)

 まず目を引いたのがこの異様な魚・・・忙しそうに働いているおじさんを捕まえて名前を聞くと「チゴダラ」とのこと。ああ、これがチゴダラか・・・真っ黒な腹を上に口から内臓を出してひっくり返っているので異様な魚に見えます。 店の人に勧められて煮付け用に30〜40cmサイズのこいつを4匹買いました。 その値段が、なんと4匹で200円! サービスだよと言っていましたが安すぎる。。初めて食べるもので帰ってからうきうき煮付けにしましたが、鮮度は良く不味くはなく、その代わりすごく美味しくもなく、と言った感じでした。

gss-iw3.jpg (36724 バイト)

 メヒカリ(アオメエソ→後にツマグロアオメエソと判明)です。 私は、こいつの刺身を一度食べてみたかったのでゲットしました。15匹ほど頼みましたが、店の人は「今日はメヒカリ高いよ」いいのかい?という感じでしたが、価格は全部で300円でした。。な〜んだ安いじゃん。

gss-iw4.jpg (33059 バイト)

 干物ですが説明も値段も何も書いてありません。ニギス、アジの丸干しは解りましたが、手前の丸干しは正体不明です。

gss-iw5.jpg (21126 バイト)

 大量のミドリフサアンコウが置いてありました。唐揚げ用にいらんかね?と言われましたがやめました。

gss-iw6.jpg (22694 バイト)

 本物のキアンコウらしきものもありました。

gss-iw7.jpg (19992 バイト)

 画像では解りませんが、これはスミクイウオです。

gss-iw8.jpg (20067 バイト)

 種類は解りませんが、鮫も売っていました。

gss-iw9.jpg (30639 バイト)

 その鮫に隠れるように、これはエチオピア(シマガツオ)ではありませんか! これ欲しいです。店の人に「エチオピアください!」と言うと、「すいません、それ売約済みです」・・・がくっ

gss-iw10.jpg (27018 バイト)

 ユメカサゴの仲間でしょうか・・・めちゃくちゃ入って500円と値段が書いてありました。

gss-iw11.jpg (24163 バイト)

 おなじみマトウダイも売っています。底引き網ものだけでなく普通の魚もちゃんと置いてありました。

gss-iw12.jpg (22309 バイト)

 立派な指5本サイズの太刀魚とソゲです。尾鷲でもこのサイズの太刀魚が捕れるなら、ジギング船出したら繁盛すると思います。

gss-iw13.jpg (19521 バイト)

 店の中に入って・・・キンメダイらしきものとマンボウです。

gss-iw14.jpg (22348 バイト)

 水槽には、1kgサイズのマハタ、アワビ、ナマコなど・・・

gss-iw15.jpg (30230 バイト)

 アカザエビ・・高い

gss-iw16.jpg (28885 バイト)

 これはイソモノの名前で他の魚屋でもよく売っているシッタカですが。。。

gss-iw17.jpg (40363 バイト)

 イボニシが売っていました。 こいつは味はありますが少し苦みがあるので評価の分かれるところ。。売っているのはじめてみました。

gss-iw18.jpg (22634 バイト)

 イワガキ、ホラガイです。

gss-iw19.jpg (20703 バイト)

 「他に刺身にできるものない?」と聞くと、おじさんが「うちは本マグロもあるでえ」というので、ヨコワかなと思って見に行くと、これはヨコワじゃなくて確かに本マグロクラスです。。う〜ん、なんて奥深い店なんだ。。
 でも、見渡した限り、欲しかったのはエチオピアだったなあ・・残念

gss-iw20.jpg (35518 バイト)

 家に帰って早速メヒカリ(後にツマグロアオメエソと判明)の刺身を食べましたが、これがキスとメバルの食感を足してはらはらと柔らかくしたよう柔らかさで、上品な旨みを含んだ脂がありまずまずのおいしさでした。しかし、エソの仲間らしく、皮の表面近くに細かな骨を感じます(←アオメエソではなくツマグロアオメエソだったからかもしれません。本物のアオメエソを食べなければ・・・・)。魚が小さいので私はあまり気になりませんでしたが、子供たちにはこれが不評で大ブーイング。。
 
 Zaさんに尾鷲の主婦の店は直接市場から仕入れているとの情報をゲットしていたので、見に行きましたが、確かに朝尾鷲の市場にあがったワラサ、ブリ、アオリイカ、アカイカ、カレイ(ミギガレイ??)等々鮮魚と、昭和鯛(ワキヤハタ)の干物などここでしか手に入らないものが売っていました。 先ずは昭和鯛の干物をゲットしたあと、ワラサ・ブリをずっと観察していましたが、今年の傾向が示すとおり脂乗りがいまいちの感じでしたが、値段はそれなりに高い・・・悩んだ末少しだけブリの破片を買い食べましたが、やっぱりいまいち。 その他、謎のカレイとアカイカ、昭和鯛の干物をゲットしたのでこいつは美味しいでしょう。 さすが魚の町尾鷲は奥深い。