カワヨシノボリ
(中村川 2001.9.18)
 四万十川の地域ではゴリ料理といえばヨシノボリの仲間が使用され、金沢でゴリ料理と言えばカジカを指しますが、カジカの数が少なくなったため今は代用のハゼ類がよく使用されるそうです。
 いずれも唐揚げとうにされます。カジカの唐揚げは香ばしくて非常に美味ですが、先ず私の近くでは採取できませんから、そのかわりカワヨシノボリを捕獲して唐揚げにして、四万十川風ゴリ料理を楽しむことにしました。

 カワヨシノボリは川の中流の小石がある緩やかな流れの場所になら、大抵何処にでも居ます。
 石の中に入っているときは上流を濁らせてやると石の上に出てきます。タモで取るときは、尾の方にタモを構え、頭の前方を足で踏むと、驚いて反転して簡単に網の中に入れることが出来ます。
 サイズは2−3cmほどです。

 小麦粉を付けて、身が無くならないように唐揚げにしたところです。

 小さい魚なのに、しっかりと旨味があり、少し甘みと苦みがあります。塩を振りかけると強い甘みが感じられ美味です。