マエソ
(志摩沖 03.9.6)

 ジギングしていると外道でよくかかってくるフィッシュイ−タ−です。全長50cmくらいまでですが写真のマエソは40cm程度です。言わずと知れたカマボコの高級材料ですが、小骨が多くて一般料理に向かないので普通はその場でリリ−スされます。
 よく似たトカゲエソの相違点は、マエソは胸鰭長くて尻びれ近くまでありますが、トカゲエソの胸鰭はずっと短いです。 

(マエソのつみれ団子唐揚げ 03.11.23)

 3枚におろして骨切りしてから丁寧にたたいて、塩こしょう、つなぎ用の片栗粉少々、タマネギ1/3混ぜてまたたたきます。タマネギがないと出来上がりがかちかちになって美味しくありません。
 

(マエソのつみれ団子唐揚げ 03.11.23)

 揚げると小骨が全然気にならず、旨みがありかなり美味です。

(珍品!マエソの刺身 03.11.23)

 エソは骨切りしても、太い骨なので小さな骨でも気になって刺身で食べられませんが、今回は根気がいい某氏が、骨抜きを駆使して何とか味見用の刺身を作ってくれました。私のためにありがとう!
 味は意外に美味しいです。何かに似ていると思ったら、リバ−シ−バス(つまり川で釣れるすずき)の食感とベ−スの味がそっくりです。勿論川くささはありませんし、リバ−シ−バスより結構旨みが強いので美味しいです。しかし、こくのある旨みではありません。
 エソの刺身はまず食べられないでしょうから味が確かめられて満足です。