イズカサゴ （志摩沖　2013.12.29） 　イズカサゴ釣りを初めてやりました。　早速水深１５０mからカツオのハラモの餌に食いついた３５ｃｍサイズのイズカサゴが数匹釣れました。　イズカサゴは鍋が絶品との噂ですが、私は初めて食べるのでわくわくでした。　イズカサゴの成長は極めて遅くこれで多分３０才くらいは年をとっていると思われます。
	鍋が旨いと言うことは汁物が合うと言うことなので、味噌汁にて賞味です。　酒少々と鍋にひたひたの水を入れて火にかけてアクが取り終えたら無添加味噌をとかしてできあがり！　汁のはうっすらと脂が浮いていますが、基本的にほとんど脂がのらない魚のようです。 　汁には上品で比較的旨みが強い出汁が出てとても美味しいですが、脂がほとんどないです。頭とカマの身の部分は驚くほど旨みが強くてストレートに美味しいです。ゼラチン質が多くてこれは美味い！鰭のゼラチンも美味い。。　　本体の身も汁に入れたので期待一杯に食べましたが・・・これがほとんど味がない・・・え？というくらい旨みもありません。。。これはいったいどうしたことか・・・何かの間違いかと思って刺身を食べましたが、やはり旨みがない・・長く口の中で咀嚼していくと少しずつ旨みが出てきますがいまいちです。ネットで調べると最低３日は寝かせることと出てくるので、身本体の刺身は寝かせてから再賞味です。　 　ちなみに、煮付けもやりましたが煮汁をすって本体は美味しいのですが、それだけのものでした。アラは美味しいけど・・・
	胃袋と肝を湯がいてポン酢にて賞味しましたが・・・胃袋ははっきり言ってこりこりした歯ごたえのみで旨みがあるわけではありませんし、肝もそれほど美味しくは感じませんでした。
	さて、４日寝かせた本体を刺身と霜皮造りにしましたが・・・う〜ん、僅かに旨みは増したけど・・少し甘みはあるけど、弱い味だなあ。。食感は柔らかいし癖もなく全く味がない訳じゃないのでまあまあなんですが、物足りない。。。ここは、全部刺身にするよりもムニエルかポアレでも賞味しようと思いました。
	ポアレにしたら、これが柔らかい食感と相まってとても美味しかったです。。この魚、私ならアラは味噌汁で本体はムニエルかポアレにします。