アカムツ （志摩沖　2012.10.26） 　ムツ狙いのディープジギングでやっと釣れました。　ディープエリアを狙う釣り人は例外なくこの魚を狙っているのではないでしょうか。言わずと知れた高級魚です。
	アカムツとムツを並べてみると、全く体型が違います。　アカムツの方がずんぐりしており、皮も厚いです。　同じ長さでも重さは倍近く重いんじゃないでしょうか。　両方とも脂がたっぷり乗っていますが、アカムツの方がさらに脂乗り良くて、この３５ｃｍサイズの魚1匹でも家族分のおかずになりました。
	別名、白身のトロ・・・あぶりにする前に、生で何も付けず一口食べましたが、よく脂の乗ったスズキのカマをかなり柔らかくしてぐっと旨みを強くした感じでした。　この魚は生で食べるより少し熱を通したくらいが美味しい気がします。
	身が柔らかくて皮が少し厚いので、始めから刺身にしてから炙りました。　炙りを入れると直ぐに赤い脂が溢れてきました。　この脂をからめながら、わさびをたっぷり効かせたわさび醤油で頂きましたが、わさびが跳ね返されて効きません。　柔らかく粘質感があり旨みがある身はをいただくとシアワセです。　皿に残った脂とわさび醤油を合わせて、ご飯にかけていただくと・・・これは美味い！脂が美味いんですね。 　次の日にはﾑﾂ同様にアラの味噌汁をしましたが、これが本体の身より美味いです。　ムツほどのとろみはありませんが、ﾑﾂよりも旨みがと脂が味噌汁にあふれ出し、これまた脂たっぷりのアラをしゃぶりながら、味噌汁で腹一杯になりました。　ムツ同様、本体よりアラの味噌汁の方が美味いようです。　これは美味い！！
	アカムツ （志摩沖　2014.1.17） 　アカムツのアラの味噌汁です。　アラから出た旨みたっぷりの脂を含んだ味噌汁をすすると信じられないほど美味しいです。やはりアカムツを釣らなくちゃ・・・　アカムツのアラはたっぷりめに身を付けおろします。全てはこの味噌汁を食する為です。　たっぷりの日本酒を入れてひたひたの水を加えて水から煮てアクをすくいアクは出きったら、味噌を加えるだけの至ってシンプルな料理ですが、食べた人は皆感動するはずです。。　使う味噌は勿論無添加、出汁入り味噌を使ったらせっかくの味が台無しになりますから、味噌の種類は大切です。
	冬の日の昼下がり、庭を眺めながらアカムツのアラの味噌汁をすする・・・至極の時間極まれり。