9月になって、夏が戻ってきました。
そんな猛暑の中、我が校ではいわゆる運動会がありました。
毎年、前日の準備の時には、
応援席を囲うロープを張るために鉄の杭をグラウンドに打ち込みます。
今年の杭を打ち込む係りの生徒たちがあんまり鈍臭くて危なっかしいので
私が大きな金づちを奪って手伝いはじめたら、
一人の中学生が杭のそばにしゃがんで線を描きはじめました。
しかも杭を打とうとするたびに、しつこくそのそばにやってきては、
杭の周りにぐにゃぐにゃとした線を描き、
私が鉄槌を振り下ろすたびに「あーっ」とか「うーっ」とかつぶやくのです。
「これは何?」と聞いてみたら、その返答は「キリストでーす」だと。
違うよぅー!!キリストは手首と足首に杭を打たれたんだよー。
こんな、ど真ん中に打たれたら即死だよーっ。
これではまるで呪の藁人形ではないかっ!!