2002年もあとわずか。世の中、気が滅入ることばかり多い昨今ですが、
  小柴昌俊氏の物理学賞、田中耕一氏の化学賞と続いたノーベル賞受賞は
  そんな中で数少ない明るい話題でした。両氏ともほんとうにいい人ですね。

  私はかつて素粒子研究をしてみたいなーと思ったこともあるので、
  ニュートリノ研究にはひかれるものがあります。
  1987年に大マゼラン星雲の中で超新星が爆発して、カミオカンデで
  ニュートリノバーストが観測された時には興奮したものです。
  カミオカンデはそもそもは太陽の中心の核融合反応で作られるニュートリノ
  を観測して、陽子崩壊の検証をするための装置ですね。
  地下1000mもの地中で太陽の研究をするという発想は途方もないですよねぇ。

  あ〜の体の構造は、創刊満2年を経た現在、今もって神秘です。
  ニュートリノは普通の物質とはほとんど相互反応を起こさず
  地球でさえも通り抜けてしまうのですが、あ〜のおなかに入ると
  かなり高い確率で素粒子と衝突して、チェレンコフ光を発するようです。
  そもそも体を形成している物質自体が、
  DNAで自己複製している地球生命体のそれとは別種のものなのでしょう。

  あ〜はその存在自体がノーベル賞モノかも。「ノーベル平和で賞」なら
  受賞は確実でっす。にゃはははは。
  さて、週刊あ〜は2003年も根っから明るく続きます。
  来年もよろしくねっ。