残暑お見舞い申し上げます。

  8月某日,京都某所にて,素麺大会が催されました。
  いやべつに青竹を割って流し素麺とかしたわけじゃなく,
  ただ集まっておいしい素麺を食べようという企画です。

  6人が集結した某所アパートには,
  独り暮しの部屋には普通ありえない超巨大な寸胴がありました。
  その寸胴で一挙に10人前をゆであげて,
  超巨大なざるに盛って,さぁ食べよう!と思ったら,
  なんと麺は全部つながってるんです。しかも実に腰のある麺で,
  箸で持ち上げていっても容易に切れてはくれません。
  はじめは中腰で,それではラチがあかないので遂には全員立ち上がって
  手を目一杯伸ばして,えいっ,と気合いで無理矢理ちぎる荒技。
  それでもダメなら,二人が上と下で連携してちぎる。

  よーやくちぎれた全長1mほどもある素麺を,
  そうめんつゆにつけるのが,これまた超困難。
  心を鎮めて揺らさないようにしようと思えば思うほど,
  素麺の先端の揺れは大きくなるのでーす。

  そーして立ったり座ったり,大爆笑のうちに,瞬く間に,
  素麺は胃袋に納まったのでありました。

  そうめんつゆには,
  「ねぎ+しょうが」派と,「みょうが+おおば」派がありましたが,
  あなたはどっち派?
  私は,どっちも捨て難くて,全部入れちゃった派。