1984年7月1日発行。第1巻第1号。隔月刊(偶数月5日発売)。編集・(株)インファス。
発行・(株)流行通信。定価680円。雑誌コード 01651-7。
オークションで500円。
p158からp164に「〈連載〉SFと科学のあいだ」というタイトルの記事があります。
筆者は有馬二郎氏。そしてp158にタテ14.1cm、ヨコ約18cmのフルカラーイラスト、
p162とp163に見開きでタテ23.5cm、ヨコ約34cmのフルカラーイラストがあります。
これらがますむらさんの作品です。
はじめの1点は赤っぽいのと黄色っぽい大きなリンゴが谷底のような場所に置いてあって
そのうち左側の赤っぽいリンゴの近くに麦わら帽子を冠ってサングラスをかけた
テンプラかタクマのような風貌の男が立って、リンゴに触ろうとしている図です。
このイラストはどこかの単行本の口絵に入っていたように思うのですが、
調べてありません。
大きい方の1点は偕成社から出ている「アタゴオル玉手箱」の第2巻の口絵の2つ目に
収録されており、また「詩画集」のいちばん最初にも収録されています。
テンプラorタクマ風の男がカメラのような装置を持ち、ヒデヨシが虫取り網のような
ものを持って、空中に浮かびながら俯瞰して、地面にめり込んだ黄金色に輝く玉の
ようすをうかがっている図です。
INFASの印刷はペン書きの黒い線が鮮明で、バックの星空の塗り斑もはっきり見えて、
玉手箱や詩画集のものよりもきれいです。