

前回(バンコク)の反省会(実体は飲み会)で、「さあ、次はどこ?」とユーチャンとY田さんが言う。
「そりゃ、常に頭にあるのはスコットランドやなあ」とわたし。
「いきましょに」とユーチャン。「一度も本場のゴルフ経験ない」とY田さん。
で、久しぶりにスコットランドと決めたのは3月。その後、ユーチャンの娘さんの結婚式の日取りと重なってしまい、
またまた、ユーチャンだけ2日遅れての出発となった。題して『トム・モリスを訪ねて』。

6月21日(土)
中部空港(名古屋)9:50──(KE752)──イチョン11:50/13:05──(KE907)──ロンドン・ヒースロー16:55/19:50──(BA1462)──エジンバラ21:10──(レンタカー)──エジンバラ
朝5時過ぎにY田さんが迎えに来てくれる。見るとビッコをひいている。右足の膝の裏を肉離れさせてしまったとかで、「出来るかなあ〜」と心もとない。
アクセスの船でセントレア。朝飯を食べ、Y田さんは痛め止めなどの薬をどっさり買う。9時50分ソウルへ。
航空券は大韓航空、名古屋、ソウル経由で燃料費混み往復138,700円。イチョンで乗り換え、ヒースローへ。17時頃着き、矢田さん足を引きずりながら入国審査へ。しかし、歩くのも遅かったが入管も混み合っていて時間がかかってしまった。ターミナル5への電車を乗り、BAのチェックイン・カウンターに着いたのが19時10分。「Too late」とかいって受け付けてくれない。45分前でしめ切ったとのこと。いくら押してもらちがあかないのであきらめて21時20分のブリティッシュ・ミッドランド便を214ポンドで買う。(BAの前売りのチケットは55ポンド)
正規運賃のチケットはビジネスラウンジをつかえるとかで、せめてもの腹いせに飲みたくもないウイスキーやシャンパンなどを飲む。しかし、機内の飲み物は有料で、もちろん一滴も飲まない。22時40分エジンバラ。エービスのレンタカーでチェックインして20番のバスに乗り、2つ目で降りて駐車場の車をピックアップする。(これがまあ解りにくく、このシステムを理解するのに40分ばかりかかった)。午前0時過ぎエジンバラのオズボーンホテル着。
なんだか小腹が空いたので、すぐ前のピザ屋でビール、玉ねぎやソーセージの揚げたもの、ピザを食べる。が、これがすべて超マズーイ。しかし店はよくはやっていて、地元の若者たちはうまそうに頬張っている(イッツ、ベリーブリテッシュ?)。シャワーして寝る。
6月22日(日)
エジンバラ──カーヌスティー──セントアンドリューズ
7:30に朝食をし、9時出発。11時カーヌスティーに着く。

スコットランドの足、レンタカー。6日間44,500円。
Carnoustie Golf Links
http://www.carnoustiegolflinks.co.uk

1番フェアウェーから振りかえる
まずは立派なホテルの1階にあるプロショップを冷やかし、ビールとサンドイッチ。矢田さんはキャディをつけ、私は手引きカート。
12時20分ティーオフ。矢田さんの足は少し気になる程度で、そう問題もないようだ。
3度目であるがやっぱりタフなコースで疲れもあるだろうが、調子が出ない。ガイドブックの一節に、このコースはマイク・タイソンと15ラウンド闘ったような感じで18番を終える。との喩えがあったが、そのとおりでもある。
1842年開設のカーヌスティーは当初10ホールだったのをトム・モリスが18ホールにリ・デザインし、一躍一級のリンクスとなる。プレーフィは1994年に初めて訪れたときは36ポンドだったのが、今回125ポンド!イギリスをはじめヨーロッパの物価の上昇もすごいが、日本円にして1ラウンド27,000円とはなあ。
しかしカーヌスティーはジ・オープン開催コースのうちでは予約がとりやすい。
方法はホームページを開きティータイムの空きを確認する。申し込むとクレジットでの支払が指示され、プリントし、書き込んでFAXで送る。と、しばらくして確認書が郵送されてくる。それで完了なのだが、いったん確定してしまうと払い戻しが利かないので、ご注意。
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(左)まずはビールとサンドイッチ (右)すっきり簡素なスタート小屋
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(左)1番はまっすぐで白マークから396ヤード。2人ともダボのスタート
(右)8番167ヤードのショート。珍しくショートよりオーバーぎみの方かよいショートホール。
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(左)11番362ヤードのグリーン。ここもオーバー気味に打つ。2人ともパー。
(右)15番Lucky Slapと名付けられた459ヤード、スケールのあるミドル。
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(左)18番ティーグランド (右)18番のセカンド。スコールのあとでカジュアルウォーターがある。
熱くも寒くもないが、天候は曇り時々晴時々どしゃ降り。ま、典型的なスコティッシュ・ウエザー。スコールのようなどしゃ降りが来ると傘の下でじっと雲が通りすぎるのを待つ。
6時頃上がり、運転の私は我慢して矢田さんはビール。矢田さん爆睡してセントアンドリュースへ。
予約してあったBay Tree B&Bは中心市街から5分くらいの所だったが、まったくわかりにくいところで、探し探ししてようやく到着。が、部屋はすこし少女趣味だけど清潔で快適な3ベットの部屋。(ひとり50ポンド)。
シャワーしてオーナーの奥さんご推薦のレストランまで車で送ってもらい出かける。ビール、ワインをしっかり飲み、ま、充分おいしい食事をしてタクシーで帰る。
6月23日(月)
セントアンドリューズ滞在。
朝5時頃、オールドのスタート小屋に行ってみる。4、5人並んでいる。ま、これならプレーは出来ると思い、あすのバロットが当たらなかったら、朝並んだらいいとY田さんと話していたら、先に並んでいた日本の方が、「バロットは何人で申込みになられるのですか?」と聞いてくる。「3人でしたら私も入れといてください」とのことで、10時から受付のバロットに我々3人とこの小野さんという方を書き込む。
オールドのスタートは前年の10月に予約を開始し、次の年の半分のスタート予約を決める。あとの半分は前日10時から受付のバロットと呼ぶ抽選で決める。午後2時に締めきって午後4時にホームページ、ハウス前などに結果が発表される。
ただし、午前8時からと午後5時からの1時間の枠はセントアンドリューズ住民がパーティーに含まれていなければならない。このコースがセントアンドリューズの市営のパブリックコースであるからだ。
このバロットに当たらず、それでもオールドでプレーをしたいと思ったら、当日の早朝にスタート小屋の前に並んで、3人組か2人組のところに入れてもらう。で、さきに記したように毎朝、並ぶ人がいるわけだ。どれくらいの人数なら可能かは組合せが発表されたバロットを見ればわかる。平均して10人から15人くらいなら潜り込めそうだ。
Crail Golfing Society
http://www.crailgolfingsociety.co.uk

クレイルの名物の14番ショートホール
一度宿へ帰り、朝ごはんを食べてクレイルへ電話をしてティタイムを予約し、再びオールドへ。
キャディハウスで代表者の名前、プレーヤーの名前、ハンディキャップ、所属クラブ、希望時間(anytime と書く)を書いて、10時過ぎバロットを申込む。
クレイルはセントアンドリューズから30分ばかり。途中にキングスバーン(Kingsbarns Golf Links)というコースがある。このコースは2001年に出来た新しいコースであるが、プジョーのコース評価で19という高いポイントを得ている。グリーンフィも140ポンドと高い。「ま、見るだけ見ていこう」と寄ってみる。
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(左)キングスバーン、クラブハウス (右)すっげえ美しいコースの眺め。
さて、クレイル。
正式名称はCrail Golfing Societyといい、創立は1786年。世界で7番目に古いゴルフクラブで、現在の地に8ホールのコースが出来たのが1859年。その当時からバルコミー(Balcomie)の愛称で呼ばれてきた。
オールド・トム・モリスによって新しく9ホールが造成され、1899年に今の18ホールのレイアウトになったとのこと。
トム・モリスのコースはジ・オープンを開催するコースから、じつに愛らしい親しみあるコースまである。なかでも、このクレイルは「プチ・ビジュー(小さな宝石)」と呼ぶ人もいる愛すべきコースの代表的なもの。プレーフィは49ポンド(約10,000円)。
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(左)1番ティ (右)海に面したホールが多い

海を背景にY田さんのショット
2時20分、ティーオフ。
バルコミィの愛称そのまま美しい。しかし、愛らしいネーミングではあるが、そう簡単なコースでもない。白マークがバックで、1番322ヤード、2番は493ヤードのパー5、3番が177パー3。アウト3,052ヤード、イン2,809ヤード、トータル5,861ヤードでパー69。アウトには447ヤード、419ヤード、インに462ヤードのぱー4などもある。
晴、雨、曇り、時々スコールのジャスト・スコテッシュウィザー。
ドライバーは悪くないのだが、スコアはまとまらず私43、46の、89。Y田さん44、38の82。イン・アウトのナッソー勝ち負けでトータル負け。
途中、4時過ぎ、雨をやり過ごしているときY田さんの携帯でバロットのドロー(組合せ)を見ると、15:10に私たちの名前がある。ま、ひと安心。
雨をやましていたりしてあんがいに時間がかかり、ホールアウトして一息入れて19時30分頃、エジンバラ空港へゆーちゃんを迎えにクルマを走らせる。途中で小野さんの携帯へ電話。「ありがとうございます。先ほどwebで見ました。」とのこと。
空港で飯を食べ21時50分頃、ゆーちゃん到着。またまた2時間ばかり走ってセントアンドリューズのB&B。つまみと黒霧島(持参の芋焼酎)をしっかり飲みシャワーをして寝る。
6月24日(火)
ゆっくり朝を食べ、セントアンドリューズで買い物。近くのリンクスホテルで昼をしている間にゴルフミュージアムのとなりの駐車場に置いていたクルマに駐車料金未納のキップを貼られる。
「えーっ、無料とちごたんかあ!」とぼやき、見ると片隅に駐車キップの自動販売機がある。「どうしたらいいの?」とゴルフミュージアムで聞くと、「市役所にでも行って苦情係に相談しては?」というので、行ってみるも人がいっぱいでなかなか順番が回ってこない。ティータイムに遅れる方が大変なので30ポンドの反則金を覚悟してオールドに戻る。
St Andrews Links Old Course
http://www.standrews.org.uk

ゆーちゃんとY田さんはキャディをつけ、私と小野さんは手引きカート。手引きカートの使用は午前中は年齢制限があり。午後はオールエイジOK。
午後3時、スタート小屋でグリーンフィ(130ポンド約27,000円)を払い、ネーム入りのティーとマークをもらって、スタート係のおじさんに写真を撮ってもらう。それぞれのカメラを渡すも手慣れたモノで手際よく写してくれる。
ギャラリーが見守るなかティーオフ。
3度目とあって、だいたい覚えているつもりだったが、2、3ホール、「あっ、しまった。そうだった」があり、おおポカ。キャディが「6時から雨」のとおり、15番あたりから怪しくなり、16、17番は雨。小野さんは昨日、早朝に並んで飛び入りし、今日は午前中ニューコースを回ってきたとのこと。嬉しくなるほどのゴルフ好きだ。
ゆーちゃん、Y田さんとも手堅くパーとボギーを守っている。私は4番と7番でトリがあり、45。ゆーちゃん39、Y田さん40。
インに入り、13番で全員ダボなどがあり、ま、いつもの成績に。しかし、はじめてのY田さん、ジ・ホームと自らを呼ぶこのコースの本質がわかった、つまり「ゴルフとは?コースとは?」が何となくわかった。というような顔をしていたのが印象に残った。
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セント・アンドリューズのホームページ。バロットのドロー(翌日の組合せ)15:10のところに我々の名前がある。
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(左)まずはスタート前の記念撮影。 (右)Y田さんの16番のティーショット
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(左)16番のグリーン。(右)17番、私のショット。右のホテルの塀の中央付近を狙うのだが…、どうしても左めに行く。

iインに入り、だんだんセント・アンドリューズの町並みが近づいてきて、何とも言えないいい感じ。

18番、スイルカーン・バーンとブリッジ
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(左)17番での4人。。 (右)18番、フェアウェーからR&A。

ともに85で、まあまあ満足顔のお二人
18番を上がり、8時頃アバディーン方向へ向け出発。途中の小さな村か町で泊まろうとするも、まずStone Hevenの町でどこもホテルは満室。「えっ!」と思い、アバディーンのホテルをネットで調べながら電話するもどこも満室。この季節、最高のシーズンでもあるのだが、こんなこと今までにないこと。なにかイベントでもあるのだろうか。走りながらインやB&Bを見つけては飛びこむも満室。車中泊を覚悟し、クルーデンベイについてしまう。
村に入り、ふとインにほんのりと明かり。娘さんがロビーでパソコンをしているのが窓から見える。窓を叩くと、お父さんが出てきてOK。「ふーっ!」。時計は真夜中の1時ちかい。まあまあの3人部屋。シャワーをして2時頃何も食べずにバタンキュー。

クルーデンベイのイン。Kilmarnock Arms。3人部屋70ポンドと安い。
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6月25日(水)
インのレストランで朝食を食べ、すぐ近くのクルーデンベイへ行ってみる。やる気の失せるすごい風と少しの雨。ショップで買い物をしただけでクルマを走らせMorayへ。
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(左)名門ながらまことに質素なクラブハウス。(右)猛烈なブッシュで有名?なコースでTom Simpson設計、1899年開設。
A98をインバネス方面、Morayへの途中Banff Bayの近くにAlister MacknzieがつくったDuff House Royalというコースを見つけ、寄ってみる。
クルーデンベイのミシュラン18に対して15のコース評価であるが感じの良い穏やかな雰囲気のコース。グリーンフィも30ポンドと安く、こんなところにも寄ったりしてのんびりと旅をするのも良いなあと感じる。
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(左)ここのクラブハウスも質素だ。 (右)穏やかなコース。丘の上に灯台が見える。
Moray Golf Club Old Course
http://www.moraygolf.co.uk

18番グリーン
A98のElginという町からA947をLossiemouthという町に向かい、Spey Bayに面したリンクスにMorayはある。
1889年開設、Tom Morrisの設計。2つのコースを持ち、オールドはミシュランで17の評価を得ている。グリーンフィはオールド45ポンド(約9,600円)
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(左)1番脇のプロショップ。電動の手引きカートを借りる。(右)コース脇に空軍の飛行場。戦闘機がすぐ上を飛ぶ。
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(左)15番。海沿いに出るショート。虹が架かっている。 (右)ゆーちゃんのショット。

18番は緩やかな上り。グリーン前がグンときつい上り。
文句のないリンクスコース。Y田さんは休むというのでゆーちゃんと2人でスタート。ゆったりとした雰囲気を少し後ろの白マークからゆっくりと回る。
アウトコースのすぐとなりに戦闘機の滑走路があり、近づいてみるとものすごい轟音で、エンジンの熱気が吹き付けてくる。すっげえ迫力。
距離もあり、フェアウェーに小さなアンジュレーション。8番456ヤード・パー4、11番423ヤード・パー4、13番418ヤード・パー4あたりがくせもの。15番のショートで海沿いに出て、古い石造りの町並みがちかずいてくる。このあたりの眺め、まことに気持ちのよいコースである。
18番は408ヤードのミドルであるが、上りなのでかなりきつい。私セカンドに142ヤードから4番アイアン。やっと乗る。ゆーちゃん125ヤードから8番アイアンで手前左の深いバンカー。出迎えてくれたショップのおじさんが「ベリーディフィカルト…」と私にいう。が、ゆーちゃん一発で脱出、ナイスオン。おじさん「ベリーグッ!」と拍手。が、これが入らずパーの私が追いつきナッソーは別れ。(アウトを大差で取られて1本負け)。
クラブハウスでビール。
われわれがプレーしている間にY田さんが昨日に懲りて、このモーレイのクラブハウスの賄いさんがやっているというB&Bを確保してくれていた。
シャワーをして町のレストランへ。港のそばのイタリアン・レストランででビールたっぷり、ワイン2本、ミネストローネなど食べ、タクシーでB&B。
どこかのショットで手首をギクッとやったらしく、すこし腫れていて痛い。
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(左)B&Bの窓からのすばらしい眺め。とくに朝焼けが美しい。(右)モーレイのあるLossiemouthの町。
6月26日(木)
モーレイからA98にもどり、ネアン、インバネス。A9で北上。橋を2つ渡り、テインを経てドーノックへ。このルート、天気も良く、ハイランドの夏そのもので気持ちがいい。10時過ぎ着いて、エントリーし(グリーンフィは予約の時支払済み。82ポンド=約17,900円)、電動手引きカートにキャディバッグを積んで2階でビールとサンドイッチ。
Royal Dornoch Golf Club
http://www.royaldornoch.com

ドーノック1番ティ。朝早くゆーちゃんのゲイジュツ写真。
11時50分スタート。
1877年Tom Morrisの設計。アウト3,048ヤード・パー36、イン2,802ヤード・パー34、5,850ヤード・パー70。
3度目であるが、やっぱり、静けさ、風の薫り、海の眺めとすばらしい。これぞ自然そのもののリンクスの感。
昨日痛めた左手の手のひらが少し痛むが、ゆっくり振っていったら調子がいい。アウト39。アゲインストの風になるインもそこそこに来ていて17番、私とY田さんはしっかり左目に打って(今回はドライバー)2オン2パットのパー。ゆーちゃんにはもっと左のバンカーの上をイケとそそのかし、「よしっ!」とその気になって打つも、ほんの少し左に行きすぎ、ロストボール。やっぱ紙一重なんだなあ。
私、しかし18番の2打目のセミラフからのショットで弱っていた手のひらをまたもギクッとやってしまい、左のラフ。痛くて打てなくなりトリ。が、44でこらえ、トータル83。Y田さん40、45で85、ゆーちゃん43、43で86。久しぶりにしっかりいただいた。
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アウト1番
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(左)9番。ゆーちゃんのティショット (右)9番のフェアウェー。
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(左)9番。Y田さんのパット (右)10番142ヤード・ショート。ゆーちゃんのバンカーショット。
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(左)16番395ヤードミドル。Y田さん。 (右)17番390ヤードミドル。

19番と呼ばれるクラブハウス。
あがって、300メートルほどのところのイーグルホテルへ。一番最上階の二部屋(120ポンド)。二つの部屋の間にキッチンとシャワールーム。
せっかりだからロイヤル・リンクスホテルでディナーをと出かけるもクローズド。このシーズン盛りになんでかなあ〜。それではと町では2番目に名門のキャッスルホテルへ。ビール、ワイン2本、ポークやいろいろ。ここはおいしい。が、ゆーちゃん途中でウトウト。イーグルホテルに帰り9時過ぎに寝てしまう。

イーグルホテル
る

次の朝早く起きて、ゆーちゃんのゲイジュツ写真
6月27日(金)
6時前に起き、6時30分頃出発しようとするも、レストランはもちろんフロントにも誰もいない。「朝飯抜きかあ」とつぶやきながら、フロントのデスクに宿賃を置いておくしかないな、すぐに見つけられる隠し場所(…?)を探していたら、コックさんが出勤してきた。「いくらなのがわからない」というのを「これでいいのだ」と120ポンドをおしつけてネアンへ。
Nairn Golf Club
http://www.nairngolfclub.co.uk

ネアン・ゴルフクラブは1887年、トム・モリスによってつくられ、プジョーゴルフガイドで19ポイントを獲得し、スコットランドを代表するリンクスコース。全英アマ、スコットランド・アマなどアマチュア競技の開催コースとなることが多い。クラブハウス、コースともに風格、雰囲気とも名門クラブの格式が感じられる。
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(左)ネアン1番 (右)4番ショートホール。3番グリーンの上を越えて打つ。
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(左)左がラフ、その右がセミラフとはっきりしている。(右)ラフとフェアウエー
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(左)ラフの奥にところどころにある針エニシダ (右)ラフでボールを探すゆーちゃん。
7時30分頃コースに着くもグリーンフィを払うショップは開いているが、クラブハウスのレストランやスナックはまだ開いていない。何も食べずに8時20分頃ティオフ。
穏やかな、海に面した1番。景観とコースのスケールがピッタリと一致した文句のないリンクスである。しかし、1番から左手が痛く、小指、薬指、中指でグリップが握れない。しばらくすると左手は親指と人差し指で挟んで添えるだけ。右手だけでひっぱたき、ゴロ100に徹する。ま、やめとけばよかったのだが、「せっかくだから、どんなコースかだけでもやって見てみよう」と、貧乏人根性で18ホールを回る。が、このあと80日間まったくクラブが握れなくなるとまでは思っても見なかった。
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(左)フェアウェーに埋め込まれているヤーテージ。グリーンセンターとフロントまで併記されている。(右)18番ティ。

18番グリーンへのアプローチ。

9番折り返し脇の小屋(Y田さんのゲイジュツ写真)
こちらの手の痛みとはまったく関係なく、Y田さんは絶好調。アウト41、イン39。レギュラーの黄色から2番453ヤード、12番401ヤード、13番412ヤード、16番403ヤードと長いミドルもあるが、8番307ヤード、9番301ヤード、15番281ヤードと短いミドルもある。
多くのコースでラフ、ミドルラフ、フェアウェーがはっきりしていて、それぞれショットに大きな差を与える。ラフでのボール探しはまったく苦痛で、なんでもいいから探さなくて良いところに飛んでくれと、自分のショットも仲間のショットにも祈るような気分になる。そんなところもハイランドのリンクスの典型だろう。チャンピオンから6,721ヤード・パー72、白マークから6,436ヤード、黄色から6,140ヤード・パー71。グリーンフィ80ポンド(約17,000円)
12時30分頃あがり、コーヒーを飲んでショップで買い物をしてインバネス空港へ。
ガスを入れ、エイビスに車を返し、ついでにセントアンドリューズの駐車違反の処理をしてもらう。(センターに電話をかけ、30ポンドにカードで引き落としの市側の手数料0.38ポンドを加えて手続きをする)
Easy Jetにチェックインし、出発ロビーに入るもまともなレストランがないので、再びロビーに出る。その際、入るときにとりあげられた三分の一ばかり残っていたウイスキーの瓶を返してもらう。セルフのレストランで本日最初の食事。わたしの左手はぽんぽんに腫れ、痛みもありコップも持ち上げられず笑ってしまう。
16時40分、トンボ帰りのイージージェットで飛び立つ。ロンドン・ガトウィックからガトウィック・エキスプレスでビクトリア。タクシーでパディントンのホテルへ。
Y田さんの同級生で大手造船会社のロンドン子会社・社長のT岡さんが出迎えてくれる。明日とあさってのロンドン滞在中、ウエントワースなどをT岡さんのお世話になる。しかし残念ながら、わたし、左手がまったく使えずウエントワースをキャンセルさせていただく。T岡さんのご馳走で中華料理をたっぷりいただき、Y田さんはT岡さん宅へ。
6月28日(土)
T岡さんが迎えに来てくださり、時間があるのでロンドン市内を一周。わたしは大英博物館におろしてもらい、T岡、Y田、ゆーちゃんはウエントワースへ。
大英博物館はなんどか来ているが、今日は日本関係をしっかり見る。埴輪から菅原文太のポスターまである。「版画で見るアメリカ」と題した特別展を見、町をブラブラ。
19時30分頃、ゴルフから3人が帰り、T岡さん紹介の日本料理の「なんぶてい」へ。けして高くないよとのことであったが、みそ汁が500円、親子丼が3,000円という感じで日本の物価からすればやっぱり高い。
Wentworth West Course


お世話になったT岡さん
Y田さん、ゆーちゃんが帰ってきて、まず発した言葉は、「あ〜あ、けちょんけちょんやったわ!」と声を揃える。
わたしが回ったのは13年も前であるが、ところどころ良く覚えている。とくに17番、18番とロングが続くコースははっきり覚えている。これは毎年見る世界マッチプレー選手権で確認しているからだろうけど…。
リンクスから鬱そうとした林間コース、雰囲気ががらっと変わり、少し戸惑ったのかも知れない。が、世界に誇るウエントワース、まずはご満足そうではあった。
以下、Y田さんの挑戦記。
此度の遠征の最後にロンドン近郊の名門、かのウェントワースをラウンドいたしました。
北のリンクスで精魂使いはたし、いつも前向きにゴルフをされるM山さんも残念ながら、とうとう体を痛めて欠場と相成ったわけでありますが、マッチプレーで有名なコースであることもさることながら、普通にまわれば目をむくほどの高価なコースを今回、Y田の大学時代の友人T岡に無理をいってメンバーズ・ゲスト(それでもかなり高額)でラウンドさせてもらえることになり、最後の体力、気力を振り絞って挑みました。
1番ホールのティーショットはNice Ball (イギリスではナイスショットとあまり言わないらしい)の掛け声を頂けたのですが、ホールを重ねるごとに心身ともに脱力状態となり、終始ギクシャクしたプレーとなってしまいました。
歴史ある美しく雄大なな森林公園のコースをもったい無いことに、惰性のラウンド消化となってしまったY田でありました。(過酷な草原に比べ広すぎて気が緩んだのも一因かも知れませんが。)
その点ゆーちゃんは相変わらず、体力に物を言わせ、ゴリゴリとゴルフを楽しんでいたようです。(生粋の三重県人なのに、アジア人離れしたDNAを持っていると思われる彼の本領発揮)
友人T岡はロンドン生活も長く、某造船会社の現地法人社長らしくゴルフも洗練されたプレーで、ゴルキチともそつく付き合いをしてもらったという次第であります。
※今回のイギリス遠征で学んだこと
● ラウンド中はキャーキャー騒がずに、自然を愛でながら、静かに上品に。
● ラウンド中はアルコールは飲まない。(本場スコットランドは茶店にビールは置いてなかった)
● 昼休みの休憩も不要。手引きでスルーが原点か。カートに乗らず、歩いて、探して、黙々と。
● キャディーに頼らず、自分の判断で。
● 同伴プレーヤーに球を探してもらう労力を思い、ラフに打ち込まない技術を磨かねばならない。(他人の為にまっすぐ打つ事が大事)
● そう、ゴルフは修業の一つなのでは。(一瞬、托鉢修行者になったような気分も味わえた。・・ 托鉢経験はありませんが、こんなものではないのかな、と)
※ しかし、帰国後、日本でのいつものコースでのラウンド後に風呂に入ってホッとしたのは、やはり、上っ面の修行であったのか。
以上、ゴルフの原点に触れられ、
今回の旅行を企画して頂き、また私の我がままを許していただいた M山さん、娘さんの結婚式のため遅れてでも後から一人で参加された ゆーちゃん、ロンドンで色々世話になった出世頭の我が友 T岡に、感謝です。
6月29日(日)
今日はゴルフはお休み。T岡さんのご案内でショッピングと観光。
お昼をソーホーの中華街で飲茶。これはおいしい。ホテルに帰り私はひと足先にヒースローからアムステルダムに移動するのでT岡さんのクルマでホテルに帰り、パディントン駅まで送ってもうので車のトランクに荷物を入れようと、ごそごそやっていたら、知らない人が道を聞いてきて、そいつに気を取られているウチに私のトランクの上に置いていたショルダーがなくなっていた。「あっ、やられたっ!」と思うもあとの祭り。
さいわいショルダーの中に金目のモノは全くなく、カメラもパスポートもカードも財布もズボンの中。ただし、Eチケットのコピーとこれからのスケジュール表、ガイドブックがなくなってしまった。そうそう、ふだん使っている手帳もなくなりこれは少しショック。今年の今までのゴルフの記録もなくなってしまった。ま、あとはそんなに困らず、Eチケットは空港でパスポートをスキャンして行き先、時刻を入れると名前が出てきて、尋ねられることに答えていけばボーディングパスが出てくる仕組み。
19時15分、ヒースローを飛び立ち、アムステルダム・スキポール。その後、アムスでゴッホ、レンブラント、アムステルダム・コンセルトヘボー。デンハーグでフェルメール、ブリュッセルでブリューゲルなどを見てパリ。気ままに旅をし、パリの旧友とめしを食ったり。一週間のヨーロッパを楽しんだ。
Y田さんとゆーちゃんはT岡さんとウインザー城など郊外に出かけ、21時30分のKEでソウルを経て帰国。