●ドメインとは?

ドメイン(domain.address)は、ホームページのURLやEメールアドレスに表示されているもので、WWWサーバが置かれている場所を示す住所のような役割を果たしています。

(例)赤い部分がドメインです。
  URL : http://あなたの名前.com/
  E-mail : webmaster@あなたの名前.com

あなたが契約しているプロバイダの場合では、プロバイダのドメインを借りていることになります。
  URL : http://www.プロバイダ名.or.jp/あなたのアカウント名/
  E-mail : あなたのアカウント名@プロバイダ名.or.jp

 初期のインターネットでは、「IPアドレス」(○○○.○○○.○○○.○○○という数字の組み合わせ)という数字の組み合わせを個々のコンピュータに割り当てて識別していました。しかしこれでは、その先に何があるのか全く分からないですね。
そこで登場したのが「ドメイン」です。「IPアドレス」を、アルファベットや数字を使って、分かりやすい名前に置き換えるように改良されたのです。ただ、「IPアドレス」が不要になったわけではなく、コンピュータ内部で「ドメイン」を対応する「IPアドレス」に変換して接続する仕組みになっています。当然のことながら、「ドメイン」は世界で唯一のものとなります。

(例) http://www.kirin.co.jp/(例:キリンビール) と入力すると、それに関連付けられたIPアドレス(***.***.***.***)を持つWWWサーバに接続され、ホームページが表示されます。 ( kirin=企業名、co=企業、jp=日本国 )

 以上が基礎概念ですが、イメージできましたか? いわば、電話でいうと短縮ダイヤルのようなものです。多くの企業では、自社の社名や登録商標などを、ドメインに登録しています。上記のキリンビールの例もそうですが、URLに相当のキーワードを入れるだけでホームページに繋がる環境とは素晴らしいものです。(他には、登録商標等を他人に悪用されないように、自己防衛の目的ででドメインを取得しているケースもありますが)
また最近では企業以外にも、タレントや俳優などの有名人はもちろん、グループや個人でもドメインを取得しているケースが増えてきました。同じドメインは1つしか登録することができません。時間が経過するほど好きな名前が取れなくなります。後になって困らないように、できるだけ早いうちに行動すべきでしょう。
(例)有名人のホームページ
いっこく堂(http://www.ikkokudou.com/)  郷ひろみ(http://www.hiromi-go.net/)
篠山紀信(http://shinoyama.cplaza.ne.jp/) 新庄剛志(http://www.shinjyo5.net/) 
パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ(http://www.oyj.co.jp/) 


 ドメインを運用するために、多くの人が(特に個人)が利用しているレンタルサーバは、多くのプロバイダが用意するホームページスペースと違って、機能制限が少ないのです。自由にメールアドレスを作ったり、CGI、SSI等を使って、掲示板や各種入力フォーム、また閲覧者の情報を分析するアクセスログ解析等をはじめ、他にも様々なことが出来るようになります。またサーバの設定も専用のコントロールパネルで出来るものが増えており、初心者でも最小限の知識で扱えるようになってきました。
取得できるドメインの種類も日本語表示が可能なものを含めて増えるなど選択の自由度も高まっており、今後もますます普及していくものと思われます。

登録JPドメイン数の推移(JPNICのデータによる)


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