文化セミナー・俳句集

斜にかまえ傘も心も入梅の日 梅雨寒におもわず我の袖おろし 梅雨だれに頭丸めるかたつむり 梅雨寒にホットコヒーもう完売 梅雨晴れにほっと一息外出の日 うらめしや光をうばう梅雨の雲 落ち着かぬ夏のはしりの我が思い 梅雨はれて足跡光るかたつむり 梅雨寒に肩を寄せ合うあじさいや みどり濃く笑顔も映える梅雨晴の朝 青田ゆれ心もゆれる希望の日 梅雨本番傘が欲しいか金シャチも	万緑の風に揺らぎて山野草 釣りたての若キスフライはし軽し 花咲きて挙りて舞いし夏の蝶 夕焼けに見つめて想う里の夏 あじさいや色あざやかに雨にぬれ かき氷歯にしみてなおやめられず 車いす涼を求めてひとりゆき
お弁当ウグイスもねだるお昼どき 入梅もバイ菌も多くはんしょくし ゆかた着とうちわと似合う甚平さん 夏祭りねじりはち巻き赤だすき	浴衣着て肩に手ぬぐいお湯めぐり あぐらかき野球観戦生ビール 山あいにせせらぎ聞こえ水芭蕉 スイカわりなんどやってもたまらない

半そでの腕太からぬ父の肩 Ｅメール孫の笑顔がなつかしい

浴衣着た湯上がり美人湯の香り 浴衣着て枝豆あてにビール飲む

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